PSVR×没入感と立体音響×目の心配 | デッドエンド

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さて、ハードウェアというかゲーム業界的に注目度が高い「PlayStation VR」が発売された。

予約分は毎回瞬殺、当日分も開店前に完売、と訳の分からない状態になっている。

自分の周りでも悲喜交交様々な反応があるが、よく聞くのが「ウッヒョータノスィー!」系と「ダイジョウブ?」系の話。

 

「ウッヒョー」系は、まぁそりゃあそうでしょうよ。

ゲーム体験は言わずもがな、VRで映画を見るだけでも没入感が段違いだと思う。

ただヘッドマウントディスプレイのように使えるかわからないが、そうでない場合はちゃんと座った姿勢で見ないといけない。

ゲームの方もカメラの関係上、可動域に制限があるので自由自在に見渡せるというほどではない。

某ボーカロイドのスカートの中をのぞこうと思っても「カメラ範囲外です」と言われるのがオチだ。

今のところ、新ハードのローンチにありがちな機能デモ的なソフトが多いが、今後VR専用タイトルが多く出始めればまた違った感動が生まれるのではないだろうか。

ちなみに現在のラインナップ。

公式サイト

PlayStation VR 必須/対応コンテンツ

あと興味深かったのが、視覚効果はもちろんだが、立体音響効果が素晴らしいという話。

ちゃんと前後左右上下から音が聞こえるそうで、これはホラーゲームがはかどりそうだ。

 

 

次に聞かれるのが「ダイジョウブ?」系。

これは健康被害と周囲の環境に関する心配の声だ。

健康被害については主に目に関することが多いように感じる。

要は「画面が目の前にあって視力は落ちないか?」という心配だ。

だいたい「テレビを見るときは、部屋を明るくして、離れて見てね」と言われているのに、VRは目の直近に装着して、VR空間のディスプレイ以外は真っ暗、と真逆を行っているために心配になる人が多いと思う。

 

もともと「テレビを近くで見ると目に悪い」と言うのは、テレビのチラつきが目に悪影響を与えるから。

アニメなどでテロップが出るようになった原因の「ポケモンショック」の時代はブラウン管テレビが多かった。

ブラウン管テレビの場合、近くで見るとチラつきが顕著になるために、それを感じない距離まで下がってテレビを見るのが良い、とされた。

液晶テレビになって、このチラつきも感じにくくなり、ブラウン管テレビより離れなくても良くなった。

目安でブラウン管テレビは画面の高さの7倍くらい、液晶だと3倍くらい離れるのが良いようだ。

このチラつきを感じる、感じにくい、というのは焦点距離、つまりピントが合う距離での話。

一般的に離れてみるのが良い、とされているが、逆に近視の人はテレビから離れてみると近視が進行する場合がある。

無理に離れて、見るために目を細めたり身を乗り出して見るくらいなら近くで見たほうが良い、ということ。

つまり「ピントが合うぎりぎり遠く(最大明視距離というらしい)」から見たほうが良い。

 

さてVRに話を戻すと、目の直近の装着していてもディスプレイは遥か前方にある。

つまり焦点距離が遠いため、ちらつきを感じにくく、目に悪いということはほぼ無い。

VRより「寝ながらスマホ」とか「ちらつく蛍光灯の下で読書」の方がよっぽど目に悪い。

 

ただし、目の疲労となると話は別。

ヘッドマウントディスプレイでさえ疲れるというのに、立体視のVRは疲労の蓄積も多い。

視線をそれほど動かさない映画なら1本、視線が激しく動くゲームなら1時間程度で休憩するのが無難。

 

3DSの時もそうだったが、何事も程々が一番ということですな。