「Fallout 4」と「ドラゴンクエストビルダーズ」の評価が個人的に面白い対比だったので雑記を少々。
「Fallout 4」は言わずと知れた人気タイトルFalloutシリーズの5作目として12/17に発売された。
様々な改善や進化がなされ、一部では「ベセスダの究極のRPGとなった」とまで言われている。
実際、クラフト(拠点を施設建造やインフラ整備などで改造できるシステム)に寝食を忘れて没頭する人が続出するなど、時間を忘れて楽しめるRPGという評価があちこちで聞こえてくる。
一方、修理の廃止やパワーアーマーやRAD値(放射能汚染)の仕様変更など、システムが簡略化されている部分もあり、これに戸惑うユーザも少なくないようだ。
もっともこれは「遊びやすくなった」「Falloutっぽさが減った」と賛否両論ではある。
今作では主人公がNPCと会話するため、前作まであった会話自体の分岐や会話によるシナリオ展開の分岐がかなり少なくなっている。
また主人公の出自が割としっかり決まっている(既婚で子供がいる)上に喋るため、感情移入しにくいという意見もある。
「New Vegas」では死の淵から生還した謎の運び屋、「3」ではVaultで生まれ育った子供、シリーズは違うが「The Elder Scroll」シリーズは毎度毎度何らかの理由で捕まっている囚人など、割と自分を投影できる主人公だった。
しかし今作ではネイト(男性主人公デフォルト名)またはノーラ(女性主人公デフォルト名)を操っている感が大きい。
なので一部では「Falloutの皮をかぶったBorderlandsだ」という評価もある。
長くなったが、このような理由から「Fallout4は良いRPGだが良いFalloutではない」と言われている。
一方「ドラゴンクエストビルダーズ」。
こんな書き方をするとオチが分かってしまいそうだが、こちらは発表時とは全く違った評価を受けている。
発表時は「マインクラフトのパクリゲー」「マイクラのMODか」「レゴでやれ」と散々な評価だったが、情報が出るにつれて徐々に評価が上昇。
体験版の公開により評価は完全に逆転、高評価となった。
もちろん「1人称視点が無いため一部エリアで視界が悪い」「地上の高度制限が低い」「地下世界の探索が無い」「マルチプレイが出来ない」などゲームとしてまだまだな部分も多い。
しかしみんな言うのが「ちゃんとドラクエしてる」という評価。
ぼちぼちクリアする人も出てきたが、みんなドラクエを堪能しているようだった。
個人的には「モンスターズシリーズ」や「トルネコシリーズ」のような人気派生シリーズの第一弾になるような雰囲気を感じた。
総じて、前述のFallout評価の言葉を借りるなら「良いドラクエ」だったようだ。
もちろん規模や作品背景など単純に比べることが出来ないのは重々承知だが、対照的な評価があるのが面白かった。
どのような評価でも、どちらも良い作品に変わりはない。
こういう良ゲーが数多く出ると良いんだけどね。