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2016/12/22


毎日が慌ただしくて
ときどき、自分が何者なのか分からなくなる。

好きでもない仕事して
保育園のバスが着く時間を気にしながら
急いで帰って。
家に着いたら座る暇もなく、
バタバタと夕飯の支度。
片手間に子どもの相手をしながら。
あと10分で食べ始めたい、と
子どもの寝る時間を逆算しながら。

片付けてお風呂に入れて寝かしつけて。

夫の帰りを待ちながら残った家事を片付ける。


私、何してるんだろう?って。
ときどき分からなくなる。


好きな仕事を辞めて
育児と家事を中心に考えて転職。


私は私じゃなくなったんだなぁって思う。
母親、妻、そんな感じの何かに表面的には変化したんだろうなぁって思う。


好きな仕事をして、好きな時間に好きな物食べて。
お酒飲んで煙草吸って。
出かけたいときに出かけて。
眠りたいときに眠って。

そんな生活をしてたはずの私が。
独りで生きていくと思ってた私が。
他人と一緒に暮らすなんて不可能だと思ってた私が。

今こうして家族と暮らしてる。


私って誰なんだろう。なんなんだろう。


過去が幸せだったのか、今が幸せなのか。
よく分からない。

自分が自分じゃなくなっていく気がする。
なんだかよく分からない感覚。

1y22d


1歳22日目

私が母を亡くした日。
記憶なんて微塵もないし、
なんとなく覚えてるような気になってる母の記憶は、物心がついてから聞かされたことなんだと思う。



私の息子は今日で1歳1ヶ月になった。

こんな小さくて大切な息子を残してこの世を去る。
視界から私が消えただけで泣きながら探し回るこの子を残して。
家中どこでもくっついてくるこの子を残して。

どんなに想像したって、
考えられない。

どんな苦難より耐えられない。






母は何を思って
この世を去ったんだろう…



私は愛されていなかったのか。
私の存在が母を苦しめたのか。
もしも本当に、
母が自らこの世を去ったのだとしたら。
私のせい、だとしたら。


父は、私が憎くなかったのか。
私さえ居なければ、母は死なずにすんだのか。



考えても考えても分からない。





私も母親になれば、
少しは母の事が分かるような気がしてた。
でも、母親になって
ますます分からないことだらけになった。





私は母のようにはならない。







大切な家族を置いて
私は死なない。





ありがとう


気持ちの整理をしたくて。
文字にすることにしました。



2日前の明け方、おばあちゃんが亡くなりました。

夜中に病院からの連絡があって、家族みんな病室に駆けつけてから1時間半後だったかな。

ゆっくりと弱くなっていく呼吸、だんだん冷たくなっていく指先。
ずっと手を握ってさすりました。

呼吸と呼吸の間がだんだん長くなって
本当に眠るように、呼吸が止まりました。



ずっと家に帰りたがっていたおばあちゃん。
朝早く、家に帰って来ました。
家族みんなでお出迎えしました。



誰も実感が湧かないまま、なんだかフワフワした状態でした。
葬儀屋さんが打ち合わせに来たとき、
「おばあちゃんもちゃんと聞いててよ」
って、言いそうになりました。
それくらい、実感が湧かなくて。

「いつまで寝てるの?」
「なにしてんの?」

何度も声をかけてみたけど、おばあちゃんは起きませんでした。


涙は出るんだけど、よく分からないまま
お通夜とお葬式が終わりました。
お経を聞きながら、誰のお通夜だっけ?誰のお葬式だっけ?なんて思うほど、おばあちゃんのお通夜、お葬式っていう実感がありませんでした。
悲しくて涙は止まらない、でも、イマイチよく分からない、そんな状態で火葬場に行きました。
火葬されるとき、
本当はまだ眠ってるだけで、熱かったらどうしようって本気で思いました。

お骨になったおばあちゃん。
それでもまだ、よく分からない。
多分、まだ受け入れられないんだと思います。

お通夜でもお葬式でも、家族や親戚がたくさん居たから。
思いきり泣くことができなくて。

昨日は自宅に帰って来て、声が枯れるほど泣きました。



わからないんです。

物心ついてから、こんなに身近な人が亡くなったことがなくて。
どうやって受け入れていいのか、
どうやったら理解できるのか。
どこかで、まだ全て夢だと思ってます。


27年間で、こんな気持ちになったのは初めてで。
悲しいとか寂しいとか、そんな言葉じゃ表せなくて。
ただ、なんで?としか思えない。

人前じゃ、一応平静を装ってるつもり。
今日から主人は仕事だったから、主人以外の家族で実家に集まって片付けなどなど。
いとこ達ともワイワイしながら、思い出話をしながら賑やかに過ごしました。


でも、自宅に戻って息子を寝かせて
主人の帰りを待つこの時間が本当に辛い。


泣いても泣いても涙は止まらなくて。
会いたくて会いたくて会いたくて。


まだまだ話したいことがたくさんあったのに。
息子の成長を見ててほしかったのに。




結婚前、実家に主人と挨拶に行ったとき。

「この子は、うちの宝物ですから。大切にしてください」

おばあちゃんは、そう主人に言ってくれました。
そのときは、なんだか照れくさかったけど。
本当に宝物のように、大切に大切に私を育ててくれたおばあちゃん。
本当にありがとう。





まだまだ現実を受け入れるのに
時間がかかりそうだけど。

少しずつでもいいかな…


上は向けないけど、
せめて下は向かないように。

ゆっくりでもいいかな…