No pain, no gain. | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

カメラマン時代、地方ロケで泊まったどのビジネスホテルより広い大浴場。

気が付いた。

大きく熱い湯船の中でだいたい皆んな膝を揉んでる。

脱衣場で「痛ってぇぇ〜」言いながらスローモーションで屈伸してる「あいたたた」と足を引き摺ってる。

 

 

今日ほどロキソニンが早く効かないかと思った日はない。

結局効くことはなかった。

 

前、前、前、前・・

いたい、いてえ、いたい、いでえ・・

走れ走れ走れ走れっ痛がるのはあとだ

膝って前後に動くじゃん?

その途中で左にブレるんだよ。そんで「ぴき。」て。そんな気がする左膝(な、わきゃねーだろ)

 

 

午前中の仕事を「カクギシカクカク」とポンコツで終えて事務所にニコニコで戻ると、ここの一番偉い人(それでも俺のいっこ下)が、

 

「kenさんは元気だねえ」

「いやほんと元気だ」

 

首を振りながら半ばあきれた様な感心した様に言う。

 

そんなことないですー。と笑顔で返す。

これがほんとの『顔で笑って心で痛い』

なんかそんな言葉なかったっけ?

 

ご褒美(?)に缶コーヒー2缶貰った。

わーい。家持って帰ってカップに入れて「チン」して飲もう。持って帰るの重いよ。

熱くも冷たくもない缶コーヒーってどうするよ?

 

 

そうなんだよ。

きっと皆んな痛いんだよずっと痛いんだよ。

人は、

身体の痛みには慣れるからね。

 

 

 

午後、今月分の給与明細出る。

ハロワで紹介された時よりも、今月から給料が増えたそうだ(人事院勧告)。交通費も今月3ヶ月分支給。

前職の総務さんからメールで「給与体系の変更(同じく人事院勧告)に伴い遡って4月から退職までとボーナスの差額を振り込みます」と。

つったって大した金額じゃないんだけどさ、

無職時代のカメラマンの方が多いくらいなんだけどさ、

俺ちゃんと働いてます。

 

だめですかね?