夜のラブレター | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

「夜書いたラブレターは朝読めない」

 

ずっと前、何かの本で読んだ。

「夜想うことを朝読むと正直過ぎて恥ずかしい」みたいな意味だった。

 

恐らく、

近いうちにまたひとりに戻る。

「元々お前ひとりじゃん」て?

いや、その意味じゃなくて。

 

ストラトを手放した時、

「あれ?」と思った。

カメラやレンズをいくら売ろうと俺はもうカメラマンではないし、戻る気もない。とは言っても最低限の仕事をする機材はあるけれど。

でもね、

「え。じゃ、次はフライングV売るの?」

「その次は56GT?」

「・・・それ、」

「なんか違わない?」

 

ギターは誰も居なくなって何も無くなった後の、俺のアイデンティティだよね?

手放したものは仕方ない(←これ、ダブルミーニングね)

けどさ、

この先さ・・

 

 

日付が変わって(変わってるのに)キッチンで自分の夕飯を作ってる娘に、

(腹を立ててるわけじゃないし勿論全然怒ってない。だってこれ俺の甲斐性の問題でもあるし)

淡々と事実を伝える。

 

恐らく近々、娘は居なくなるだろう。

恐らく俺は、後悔するだろう。

でもさ、

 

少しほっとしてるのも事実。

 

残りの人生は、

適当に働いて、

毎日ギターを弾いて、

どこまで行けるか見てみたい。

ずっとそう言ってるじゃない?

 

 

今朝、

言わなくていいことだったかな。

頑張ればまだ何とかなるよな。

ある意味、親の務めだよな。

情け無いな。

色々思う。

でもさ、

 

口から出た言葉は二度と戻らない。

 

だからこそ、

考えて考えて口にしたんだ。

 

 

つくづく俺は人と暮らせないんだなぁ。

独りで死ぬんだろうな。

猛烈な自己嫌悪と居心地の悪さ。