二兎を追うもの | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

いつもより早く5時25分に家を出る。

6時40分には会社に着く(はず)

 

年休申請で係長が「その日だけ出勤30分早めること出来るんじゃないかな?」

総務のお姉さんに聞いてみると「承りました。あたしが手続きやっておきます」

ありがとうございます。

こういうのほんとありがたい。

 

いつも通りの退勤時間だと、うちの駅に着くのが17時5分。

今日は多分16時35分。歩いて10分としても税務署開いてる。

 

 

かっくてーしんこくっ出勤いっちばーんん。

 

 

暗いフロアのエントランス、ドア脇のカードリーダーに職員証を近ずけて、

 

「ぴ。」

 

「ギー・・・」

「かいじょうちゅーです開錠中です」

「ガチャン」

 

(おおおおお開いたーっ。あぶらかたぶらあぁー)

俺の机のとこだけ蛍光灯のスイッチ「ぴ。」

さて働こかね。

PC立ち上げてメール開いて、

 

え。

 

え。

 

ええええ。

 

上司、力あり過ぎ。

 

 

 

「kenさん、どこに配属されるか判らないからこことココトこことココト」

 

(え。)

 

「書類送っといて」

「慌てなくていいから時間ある時に」

 

 

ひとつ引っ掛かれば充分ですどうかひとつ。

 

 

打率七割五分。

「一次選考合格したから面接するよ。あー但し、出張扱いになんないから年休取って来てね」×3通。

 

え。

どうすんのこれ?

だって建物同じだよ。

同日同場所で面接三連ちゃんするやつは中々居ないだろ。

同じ課でも部が違うからなのかな。

 

え。

 

怒られちゃうかな。

「あなたはどこで働きたいんですか?」て言われちゃうかな? 節操ないって?

でもさ、

選ぶのはこっちじゃないからなー

それにさ「ま、一次は上司さんの顔を立てて・・ね?」って、全敗の可能性だってある。

いやしかしこれ、真面目に落としどころはどこだ?どうなるんだろ?

 

 

二兎を追うものは一兎を得ず?

え。

俺二年間、一兎を追ってるけど得られてないよ。

三兎追ったらどうなるんだろね。

よしっ

もし二次通って採用されたら、

 

もう一本ギター買っちゃお。

 

 

 

とにかくまず床屋。