後頭部ごっちーんん | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

「人と関わるとロクなことがない」

 

俺、散々言ってたよね。

だから俺は人嫌いだし「ほっといてくれ」て思うし『話し掛けんじゃねえオーラ』全開だった。

 

よね?

 

 

まともな仕事をして、

ちゃんとした人達と働いて、

いい人のフリをする。

 

忘れてただろ。

忘れてはなくても意識が薄れただろ。

 

ひっさしぶりに、

(馬鹿なんだろな)

(それでいいの?)

(毎日を人生を大事にしてないんだろうな)

(人って進歩しないんだなぁ・・)

と感じた。

あー、この人とコミュニケーション取った俺が駄目だよな。

すっごく嫌な気持ちになった。

だって俺、馬鹿と下品は大嫌いだもん。

この人に関わるのやめよう。

で、

三日経ってふと思った。

 

 

これ俺のことじゃない?

 

 

俺もたくさんの人にそう思われたんじゃない?

(↑これに気が付いた俺ってほんとに凄いと思う)

 

 

ナンパもお持ち帰りも一晩限りもヤリ逃げもしたことない。せふれと言われる人が居たこともない。風俗に行ったこともない。

けれど、

たくさんの(これほんと。指が足りない)女の人とお付き合いをした。ちゃんと付き合った。

直近の一人を除いて、俺の方から「一緒に居てください」と言ったことはない。

にも関わらず、

 

皆んな居なくなった。

誰も居なくなった。

緊急事態宣言下の銀座通り並みにひとっこひとり居ない。


 

これってそういうことだよね。

バレると言うか見限られると言うか、簡単に言うと「嫌われる」ってことだよね。

その中には多分に「諦められた」が含まれるかと。

いや俺、この歳になって一人になってやっと気が付いた。けど気が付いただけマシ。気が付いた俺凄い。

 

盛大かつ強烈なブーメランを全力で投げてた。

 

ま、

別に反省はしないけどな。

だってこういう人なんだもん。こういう生き方しか出来ねんだもんだから写真が上手いんだもん。

 

 

 

昨日。

会社で雑談中唐突に上司が、

「kenさんお付き合いしてる女性居ないの?」

 

いません。

女の人と会話どころか目を合わせたことも、もう随分ないです。

近寄って来ないですもんあははは。

 

「kenさん怖いからね」

 

(え。)

 

「そうそうそう」と他の上司も。

 

「kenさんその身長でその体格じゃない?」

「近寄って来られると「うわ」て」

「ビビりますよね」(他上司)

 

ええぇ・・

 

「威圧感すごい」

 

(そーなのかぁー)

 

 

 

もう一個、気が付いたこと。

 

筋トレ始めてから女の人にそういうこと言われない。お申し出されない。アクションを起こされない。

体格が変わってから明らかにそうだ。

ありゃ。

ありゃりゃ。

本末転倒筋肉無意味

 

 

 

定時。

今日もありがとうございました。それではお先に失礼します。明日は非番頂きますので明後日出勤します。

と上司に。

 

「はいお疲れ様ありがとう」

「あっ」

 

(なによ?)

 

「ちょっと待って一瞬待って」

 

はい。全然大丈夫です。お待ちします。

 

上司、ディズプレイを覗き込む。

小さな声で、

「kenさん」

「今、人事からメール」

「たった今来たメール」

 

(はい?)

 

「kenさんの延長を検討中。だって」

 

え。

 

「他の課で欠員出るかもだって」

「未確定だけどね」

「期待しないでね」

「一応、そういう話があるってだけ」

 

ありがとうございます。

 

「皆んな気にしてんだよ」