Rain fall. | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

定時。

 

仕事中不在着信。

エレベーターホールで雨の街を見下ろしながら履歴押す。

・・・。・・・。

呼び出し音2回で繋がった。

 

 

どしたの?

 

「終わった?」

 

ん。

今。

 

「傘」

「忘れちゃって」

 

あらま。

迎えに行こうか(確信犯だな)

 

「待ち合わせ出来る?」

 

45分後なら。

 

「わかった」

 

(左手首のクロノに目をやって)じゃ、半なら。

 

「はい」

 

あ。

 

「なに?」

 

週末だから。

食べてこっか。

軽く飲んで。

 

「うーん・・」

 

イタで良ければ予約しとくよ。

 

「普通のとこでいいの」

 

そっか。

うん。

じゃ、会って決めよ。

じゃ半で。

 

「はい。」

「半に。」

 

 

いいタイミングで急行来ないかな。

そしたら10分早く着く。

 

 

 

雨の街を見下ろしながら、妄想。

 

 

 

「急ですみません」

「火曜日、撮影出来ませんか?」

「空いてませんか?」

 

(そーだろね)

(そういう電話だと思ったよおっさんは)

(この雨で延期?誰かが穴開けた?撮り残した?)

(困った時のkenさんだよ腕はいいよぉ〜)

 

 

出来るけどさ。

言えば休ませてくれるけどさ。

毎週水曜休みにしてるじゃん。

金曜日は前から撮影入って休み貰ってるし。

てことはさ、

来週、月木しか出勤しないじゃん。

それ、いっくら重度の『会社行きたくありません病』の俺でもマズイだろ。

「あの人やる気あんの?!」だろ。

うーん。

お金にはなるけどさ、

うーん・・

水曜の休みを火曜に振り替えて出勤?

水曜日、師匠(ギター)のとこなんだよな。

しょうがないか、頭下げて別日にしてもらって水曜出勤するしかないかー

 

こういうのさ、

金曜の夕方に電話してくんのナシだよ。

折角の土日、このことばっかり考えちゃうじゃん頭から離れないじゃん。

 

休みが休みにならないんだよ撮影入れちゃうと。

当たり前なんだけどさ。

自分でそういう働き方してんだから。

そーすっとさ、

くたびれちゃって益々、会社行きたくねい。てなっちゃうんじゃないかといや確実になるだろー

なんかね、

上手いこと行かないよね。

自分の思い通りになんか行くわけないんだけどね。

だからこそ、

 

休むことを考えて働かないとねロクデナシのナマケモノなんだから。

 

 

 

↓『雨の』シリーズの、バリー・アイスラー(書いてないのか翻訳されないのか)みたいな景色