うろたえてワンタン麺 | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

TOCOTOの小さなサイドミラーに映る、

 

夏の陽射し、横断歩道を渡るダメージデニムに黒いTシャツ、日本人離れしたスラッと長身・・

 

 

助手席に乗り込んで、

「ご無沙汰」

「あ。そのジーパン可愛い」

 

うん。

ありがと。

ディーゼルのアディダスコラボ、クラッシュド。

てか、

同じかっこしてないか?

 

「あはは」

「ほんと」

 

 

娘来る。

待ち合わせ。

帰国してから初めてかな。

いや、

婆ちゃん中華にレバニラ定食食べ行ったか?

 

 

「トコットってこんなに小さかったっけ?」

 

うん(トコちゃん知ってるってことは帰国後会ってる)

全然乗ってない。とっても気に入ってるけど。

 

「kenちゃん乗ると余計小さく見える」

 

やかまし。

さてどこ行こうか?

 

「ラーメン食べてないからラーメン行こう」(気を遣ってくれてんのかな?貧乏だがそこまでじゃねーぞ)

 

 

都下のラーメン屋向け。

車内、道すがら、

「六本木の大きな箱の照明やってる」

「来月からレコーディングスタジオも手伝わせてもらって修行する」

「母親(元家内さん)が習い事でkenちゃん家の近所に通ってるニアミス注意」

「かつての義母さん(大変良くしてくれた)の痴呆が進み施設に入った」

などなど。

 

 

ラーメン屋着。

「あたしあんまりお腹空いてないから」

 

(をい。)

 

「とりあえず・・」

「餃子と」

「ハイボールください」

 

(をいっ)

(まだ11時半だ)

 

 

あ。

そか。

娘明日誕生日か。

それでかな?

んー・・・

最低日当15,000円の娘に、お小遣いって必要なの?あげていいの?

いやでもまぁ、

 

面白くて楽しい父親ではあっただろうけど、

いい父親では全く無かった。

反面教師であるべきが、

あなたはほんとに俺の娘だわ。

なんかごめん。

 

さ、さんまんえんでいいかな?