起きた。
コーヒー淹れてベースブレッド「もぐもぐ」
テレビ「ぴ。」
おは4だっけ? いつものニュース。
あだ。
やーてせんとまっでんのかもぐもぐ・・
コーヒー片付けて降圧剤飲んでシャワー浴びて出て、
ありゃ、
まだうごかないのか。
「復旧は昼頃になる予定で」
俺は地下鉄だから、やーてせん使わないからいっけど。
これ地下鉄も迂回代替で混むんじゃない?
山手線使う人、地下鉄に流れて来るよね。
凄まじく混むかも。
ふーむー
早めに出るか。
遅刻絶対嫌なんだよ。
早く着いてラテ買って休息室で本読んでりゃいっか。
いつもより50分早く家を出た。
つったって『朝のボサノバ練習』サボっただけ。
ありゃ。
なんだよ。
座れちゃったよガラガラじゃん。
これから混むのかなぁ。
空いてる地下鉄に座って久しぶりに買った『日本の警察小説』を読む。
・・・・・・・・・だーめだ。
読んでらんない。
俺さ、日本の小説って好きじゃないんだよね(映画はもっと嫌い)浅田次郎は好きだけど。あと池波正太郎は読破した漱石も鴎外も藤村も。
だーけどさ、なんちゅうの? この一般的な娯楽小説? 現代文学?
文章の下手さ。
言い回しの世間知らずさ。
この筆者、女の人にモテないんだろな。モテたことないんだろな。飲み屋のねーちゃん、おっと、飲食業の女の人しか知らないんだろな。
この筆者の愛読者って、女の人にモテないんだろな。縁がないんだろな。じゃなきゃこの本、読めねーよ。
女の人はそんな言い方しません。そんな言葉遣いしません。いつの時代の話だよ? いつの時代でもいねーよ。
首の後ろが「すぅ」と冷たくなって、冷たいものが下がって行ってスイッチが入る。感情に身を任せて暴力を解放する気持ち良さ。「ヒトって本来こういうものなんじゃないか?」「俺は元々こういう人間だったんだよ」原始の衝動ゾクゾクワクワク。
男のそういうところが書けてない。つか、そうなったことないんだろね。
おかねのむだでしたきたかたけんぞー
「ぱたん。」本閉じて考えごと。
俺は何をしたいんだろう?
これからどうしたんだろう?
誰かと一緒に穏やかに暮らす。
なんて相手のあることは考える価値なし。自分でコントロール出来ることじゃないから。
お金をもっと稼ぎたい? ぜーんぜんそんなこと思わない。人よりたくさん稼いでた時代があったし、その源だった写真に、もう熱意が全くない興味がない。
生涯カメラマンだと思ってたし、写真は天職だと思ってた。俺は天才だとも。
でもさ、令和になる頃に干されて、コロナになってさ「俺、普通に働けて、その普通の稼ぎでやっていけるんだ」て。
これで充分。足るを知った。才能も枯渇した。コロナが引導渡してくれた。
お金なんかいっぱいあったって使い道ないもん。
何がしたい?
どう生きたい?
ギターが上手くなりたい。
それだけ。
あと、
強いて言えば、
身体を鍛え続けて体型を維持したい。
だけ。
つまり俺はこういう暮らしでいいや。