じやんぼりみき | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

「あ。」

「今帰り?」

 

(頷く)

 

「どこ行ってたの?」

 

しごと。

 

「え。カメラは?」

 

(あーそっか)今日はない。

 

 

昨日は帰りに西友で、ひと月ぶりくらいに大家。

一昨日は会社近くで同業の後輩にばったり。

今日は電車乗ってドアが閉まって、前に立ってる女の人が振り向いたら(痴漢なんかしてねーよ)顔見知り。

なんだこの『どうでもいい人続き』?

そろそろお迎えか? 荷造りは済んでるいつでも出れるぜ。いやでもその場合、どうでも良くない人に会わせないか?

 

 

「デート?」

「だったんでしょ」

 

んぁ?

 

「小さくて可愛いらしい彼女は?」

 

俺と一緒なら誰でも小さい。

 

「あはは。そうだね」

「カインズで手繋いでたじゃない」

 

(うーわーよっく見てんなー)

(無言で首を傾ける)

 

「居ないんだ?」

「へー」

「kenさんさっぱりしすぎなのよ」

 

(はぁ?)

 

「女の人のこと、必死こいて追いかけないでしょ」

 

(「こいて」て何だよ?)

(そもそも何で俺が振られたことになってんだよ? 当たってるけど)

 

「物足りないのよ」

「クールって言うか」

 

あー・・・(おめーに俺の何がわかるんだよー 俺と付き合ったことあんのかよー おめーの知り合いに俺と付き合ったやついんのかよぉ)

 

「それに」

「なんか怖い感じするのよね」

「いつも機嫌悪いみたい」

 

(あー)それは言われる。かな。

体でかいからでしょ。人相良くないし。でも何もなくてニコニコしてたら変でしょ。

 

「ムスっとしてるより良くない? その体で見下ろされると怖いよ」

 

うーん・・(そこそこ混んでる電車の中で、何で一回り以上も若い女の人に遠慮なく言われなきゃならないんだ? 周りの人、絶対耳ダンボ)

 

「すっごく若く見られるんだからさ」

「優しくしてちゃんと付き合えばさ」

「可愛い人だったじゃない。似合ってたよ」

 

(おめーは何が言いたいんだ? どこの立場で俺にアドバイスしてんだ?)

 

 

 

この変な感じ。

ずーっと前にもあった。

え。俺、世間と言うか、時間の流れと云うか環境と言ったらいいのか、そういうもの全部に嫌われてる?

瞬間、瞬間が俺を虐めようとしてる?

何この試練みたいの? 被害妄想、フラッシュバック

世界中が俺を嫌ってる?


受けて立つ。

 

 

 

 

youtubeのショートで筋トレ動画。

肘痛からやっと復帰して、せっかくだからちゃんとやろう初心に帰ろう(ギターも同じ)

自己流で始めたから能率悪いんだろな。こういう時はyoutubeだろな。

 

途中でやたら入って来る『じゃんぼりミッキ♪』

俺、踊るお姉さん興味ないから。

スカートの下、紺色の短パン履いてんじゃん。

まゆお姉さん。

 

気合い入れて(いつも入れてっけど)ちゃんとやったら腕パンパン。

だる〜っ

採血失敗されたみたいに、だるーいぃ。

キーボード打つのもマウス動かすのもだるい。


俺はマウスもでずにも嫌いだ。