Don't worry be happy. | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

お世話になった職員さんにビールを注ごうと一番搾りを持ち上げた途端、

 

痛ぇっっ!

 

「kenさんどーしたのその肘?」

 

べんちぷれす。

 

「あぁー」(呆れた声)

「病院行ったの?」

 

あーっと。そこの。しんりょーじょ。

 

「うちの?」

 

そー

 

「タダだった?」

 

なわけないでしょが。

 

 

前職、前施設飲み会。

 

久しぶり。

なんでこんなに違うんだろう?

やっぱりいいなぁ。

長くお世話になったわけじゃないけど、皆んな穏やかで、無礼講で、あちこち爆笑。

 

 

「今んとこの管理職がkenさんのこと一言でも悪く言ったら自分黙ってねえっすから」

 

(あのね。そーゆーおとこぎはいらんの。じょーだんでも言うなよっぱらい)

 

 

座が乱れて、上下の境なく呼び捨てに近くなる。

俺が一番お世話になった上司が真っ赤な顔で「クイクイ」と手招き、隣の席を指差して。

 

「kenさん」

 

はい。

 

「いつまで居るつもり?」

 

(そー来ましたか)うーん・・

 

「単刀直入に聞くね」

「戻る気ある?」

「うちに戻って来ない?」

 

あ、はい(断れるわけがない)

 

「kenさんのことだからさ」

「すぐに。は無理でしょう」

「もう少し、夏くらいまでやって」

「うちにおいでよ」

「席、空くから」

「俺の斜め前」

 

(え。席ってそういう物理的な意味?)

 

「kenさんさえ良ければ俺、人事に話し通すから」

「いいね?」

 

(だから断れるわけがない)

 

 

異動元に戻るだけではなくて、この上司の課に戻らせてもらえると。

また本庁勤務かぁ・・うーん・・

ま、

だいぶ酔っておられるようだし、話半分。

形にならなくてもありがたいことには変わりない。

 

 

まだ俺を評価してくれる人が居る。