幸福恐怖症を抱えた女の幸せ探し -8ページ目

彼の過去の話

 

 この前の週末の夜、仲良くやるべきことをこなした後(爆)、まだ眠気の襲ってこなかったおいらたちは雑談に熱中した。

 

 珍しく、彼が自分の過去のことについて口を開いたのだ。

 彼はあまり自分から言わないので聞きにくくて、この機会にと思って色々聞いた。

 

 今は高杉亘(踊る大捜査線のSAT草壁中隊長)さんとキアヌ・リーブスを足して2で割ったような、どちらかというとパっと見怖い顔なんだけど、学生時代の写真を見せてもらうとそれはそれはかわいらしい美少年ではないですか。

 鼻筋がスっと通っていて目もはっきりしていて、当時は色白で、髪さらさら。

(今も少しもち肌で、34歳とは思えないつるつるすべすべ肌! つい、かぶりつきたk…)

 もし同じくらいの年頃でクラスにいたら、目がいっていたかもって感じ。

 

 

 モテないよって言ってたけど、これがモテないわけがないじゃないかとおいらは思っていたのだ。

 

 

 初めて付き合った人は高校時代年上だったらしい。 (当時おいら5歳!)

 1つ年上で、先に卒業して彼女は東京へ行き、それを追いかけて友達と東京へ行ったことがあるそうだ。

 一緒に行った友達の恋人が彼女の友人で、彼女の部屋に2カップルで泊まったらしい。

 しかしそこで、彼は、ちゅーも手を握ることも触れることも一切しなかったそうな。

 別れた原因は、「優しすぎる」だったらしい、1年半の恋の終わり。

 結局最後まで何もすることなく

 

「優しすぎる」という原因を口にした時、ちらっと彼がおいらを見た。

 わかるやろ? って感じで。

 

 ええ、わかりますw

 

 

 その次は同じ大学のゼミ内の子で、すごくかわいかったらしい。

 唯一、別れた後にもう一度付き合って欲しいと頼んだ人、フられたみたいだけど。

 半年ほどだったそう、原因は「このままハマると自分のためにならない」、お嬢さんだったらしくて親にも反対されたって。

 この彼女とも何もせず。

 

 その後、塾講師のアルバイトをしている時に高校生の教え子にラブレターをもらう。

 この教え子が唯一、女の子の方から告白された経験。

 受け入れるが自分から結局は断ってしまったらしい。

 自分が関西に行かなければならなくなり、遠距離恋愛は自分には無理だと判断したと。

 案外さびしがりやさん。

 で、ここでも何もせず

 

 ここから、7年ほどシングル期間が続くw

 

 次の彼女が出来た時には26歳、……おい、まだ何もしてないぞ!

 27歳の時が初めてだと聞いていたから、ココですね・ω・ (なんか妬ける)

 そう、初めてがめちゃめちゃ遅かったらしいのです。

 2年ほど一緒にいたけれど、これまた距離が離れてしまうことになってしまって、断ったらしい。

 結婚は考えなかったの? と聞くと、最初は考えていたけど、向こうにその気がなかった、とのこと。

 うん、よかった、そこで結婚しなくて正解ですよ(?)

 

 

 その後、職場で出会った女性と付き合うも、別れ。

 

 出会い系ではない、ネットのチャットルームで話していた仲間内の女性と付き合うも、別れ。

 

 また職場で別の女性と付き合うも、別れ。

「他に好きな人ができた」と言われたのが原因、彼そのまま引き下がる。

 

 それが1年半~2年近く前のこと。

 

 

 で、

 

 おいらです。 今。

 

 

 ……8人目!

 ちょっと意外な数でした。

 モテないって言うからもっと少ないのかと思ってたw

 ほぼ全部自分からアタックしていて、全弾必中、それをモテるって言うんですよお兄さん……。

 

 おいらの時も彼からだったものw

 

 でもよく考えたら彼は34歳、おいら23歳

 おいらが付き合った人の数は今の彼が5人目

 23歳で5人と、34歳で8人、……やっぱちょい少ない方になる?

 おいら自分で少ないと思ってたし-ω-;

 

 

 少し恥ずかしそうに、それでも話してくれることがなんだか嬉しかった。

 ものすっごく妬いたけどさ!w

 そのたくさんの彼女たちの流れの中には巻き込まれたくないなーって思った。

 おいらで最後にしてください。

 でも普段あまり話してくれないから、彼の34年を知れて嬉しかった。

 おいらよりも11年長く生きていて、おいらの知らない世界をたくさん知っていて。

 せめて、少しでも彼の過去の欠片を覗いてみたいなって思ってたの。

 思い出を土足で踏みにじるようなことはしない! でも、ちょっとだけ知りたかった。

 彼がどんな風に生きてきたのか、どんな風に恋をしたのか。

 

 

 最後に、

 

 

「○○は、おいらが若い男の子と浮気するかもしれん! とか心配する?」

 

 

 て聞いてみた、これもちょっと聞いてみたいことだった。

 全然そんな気配見せないし、ていうかいつもポーカーフェイスだし。

 

 

「え?」

 

 

 きょとん。

 て言葉がぴったりの表情。

 

 

「心配してないよ。 浮気とかしそうにないし」

 

 

 !!

 

 おいらの愛、伝わり過ぎ?w

 あんまり心配されたら信用されてないのかと思っちゃうけど、全くされないとそれはそれで…(略

 

 でもでもっ、おいらの性格、おいらの考え方をよくわかってくれてるんだなって思ってすごく嬉しかったの。

 おいらは浮気しない、できない。

 好きな人ができると、それ以外の男が異性に見えなくなるから

 韓国スターは別です。

 

 

「相手が嫌がることは自分もしないの」

 

 

 って以前、彼に浮気について話したことがあった。

 多分テレビでそんな話題が出た時だ。

 浮気されて嬉しい人なんてきっといない、彼だってもちろんそう。

 何より、自分が一番嫌なこと。

 大好きな人が違う人を見ているなんて、考えたくもない!

 そんなつらい思いを、大好きな人にもさせたくない

 

 

 ていうか、好きな人以外異性に見えなくなるから浮気のしようもない-ω-

 一点集中型なんだな、きっと。

 

 

「むう、自信満々だなぁ、わからんでえ、若い男の子のパワーとか!」

 

 

「 ……(゜д゜? 」

 

 

 全然疑う様子を見せない彼でした。

 ちくしょうw

 

自分の求めるものと、幸福と

 最近知り合えた、似た境遇の女性のブログさん。

 すごく共感して、書きたいことがいっぱい沸いてきたのでトラックバックで記事にします。

 

 

→(7/21) 【許可を頂きましたので記事の最後にリンクを追加しました!】

 

 

 わがままくんだった前の前の彼のことは自分の中で立ち直れたみたいで、ちらちら書いていたんだけど前の彼氏(1つ前の彼)のことはなんとなく書くことを避けてた。

 自分の中で良心が痛むというか、一方的においらが悪いと自覚してるから。

 

 前の前の彼と別れてぼろぼろだった頃、おいらは自分の中で欠落した父性を求めるという原点に戻った。

 初めはそのつもりじゃなかったのに、100%何があっても、何をしてもおいらを受け入れてくれた前の彼氏の居心地がすごく良かったの。

 友達だったところから、何度拒否しても追いかけてくる前の彼は、今までにない安心感をくれた。

 いつもおいらのすることを理解してくれて、この人を好きになれたら幸せになれるだろうな、ってすぐに思えた。

 

 実際すごく幸せだったし安心感もたくさんくれて、彼の家族の中に入れてくれた。

 結婚しよう、そう言われた時はすごく自然で、この人と結婚すれば幸せになれるって思った。

 その姿を想像することができた。

 

 

 だけど2年付き合っていた中で、徐々に、徐々においらの中で何かが違うと感じ始めるものがあって。

 

 

 彼の中に感じていたものは、あくまで父性であって、全てを受け入れてくれる存在であって、恋という感情から離れてしまってた。

 

 彼といれば、彼と結婚すればきっと幸せな家庭になる、自分が育ったような家庭には絶対にならないって思って一緒にいた。

 でも、そんな真っ直ぐにおいらを見る彼の目を見て、限界を感じた。

 

 彼がおいらに抱いている感情と、おいらが彼に抱いている感情はきっと違う。

 

 ときめきが全くないとは言わないけれど、ないに等しかったかも。

 確信に変わった時、幸せを目の前にして、それを全部投げ出した

 正直投げ出すのはものすごく怖かった……。

 二度と幸せにはなれないだろうし、もう恋愛するのも罪悪感から嫌だと思った。

 

 

 でも、後から思ったんだ。

 おいらは目の前にある幸せそのものが怖くなったんだって。

 いつもどんなに幸せでも必ず最悪の結末を想定してた。

 幸せになりたいと過剰に思うがために、身構えてしまう癖がついてる。

 踏み出すために幾重にも石橋を叩きすぎる。

 その結果、幸せ自体が怖くなっちゃって恋という感情もなくなって逃げてしまうんだ。

 

 

 最近アメブロを漂っていて、幸せな本物の家庭の中を見させてもらえることができた。

 これがめちゃめちゃ衝撃的だった!!

 おいらが考えていたものは見たことのない想像上のもので、やっぱり最後には最悪の結末も用意されてて。

(結婚する時がピークで、あとは下降ラインだと、それが当たり前だと思ってた)

 でもそれって本当の幸せじゃないし、見たこともないものに脅えてるだけだって気づいた。

 

 よそさまの幸せそうな家庭をブログで覗いて、自分がマイノリティであることを知ることが現状を抜け出す方法かもしれないって思って、おいらもブログ始めた。

 見たことのないものを作るのは困難だし怖いけど、こうして少しでも覗いて「知る」ことができれば、って。

 

 

 前の彼には謝っても謝りきれない気持ちだけど、あの時別れたおかげで今の彼の存在に気づけた。

 今はあの時の決意に後悔してない。

 

 

 ときめきと、あんしんを同時に絶え間なくくれる人。

 今までにない気持ち、世の中にはそのどちらかしかないと思っていたから。

 でもいろんなブログに、そうじゃないって書いてあった。


 今の彼と出会えて(出会ったのは付き合う1年以上前だけど)、付き合うことになって。

 今このタイミングでブログというものを通じていろんな人に助言をもらえたこと、本当にありがたいって思う。

 もしそうじゃなかったら今の彼とも同じ結末を迎えていたかもしれないから……orz

 

 

 結婚とか、幸せとか、手の届かない憧れだと考えすぎて根本的なことをおいらは知らなかった。

 大好きな彼と、このままずっと一緒にいたい。

 一番大事な気持ちを忘れて、得られるものなんてきっと何もないんだ。

 

 

 

 色々書き過ぎて、何を書きたかったのかごちゃごちゃになってしまた;ω;

 

 

 

 参照ブログ

 AB型のおんな。

 参照記事

 満足と幸福

 

 

帰還! 来週は会えない……

 

 週末のお泊り、彼のおうちから帰ってきた。

 慣れないなーこの淋しさT-T

 

 帰る直前、お風呂場でたばこ(←おいらに気を使って自主的に)を吸った後の彼をうちわでパタパタ扇いでから、ちゅーをせがんだ。

 応じてくれた彼からいい匂いがする……!

 

 

「パインアメ味!」

 

 

 それはパインアメ味のちゅーでした。

 彼はこくりと頷いて、今度は彼からちゅーされるとおいらの口の中にパインアメの半分がするっと入ってきた。

 キレイに真ん中で真っ二つになったパインアメw

 いつも、なぜかアメをなめずに噛んで食べる彼。

 

 

「パインアメきたよ?(笑」

 

 

 おいしかったです(*ノωノ)

 

 

「噛んだんじゃないから! 最初から割れてたの!」

 

 

 先に釘を刺す彼・ω・

 いつも、歯に悪いからやめなさいとおいらが言うからw

 

 

 いつも通り、彼の車でおうちまで送ってもらった。

 おいらが実家のマンションのエレベーターに乗って、階のボタンを押し、ガラス窓のある扉が閉まる時。

 彼が笑顔で手を振ってくれるんだけど、その顔がちゃんと笑えてないんだ。

 おいらも笑顔作ってるから、大人な彼はもっとちゃんとしなきゃって思ってくれてる。

 わかってる、でもその切なそうな笑顔が、きゅーんとくるの;ω;

 

 

 しかも。

 来週は会えないのだ。

 彼の古い友人の結婚式と、おいらの母上が田舎に行きたいと言い出したことが重なった。

 寝たきりの祖父(母の父)に会いたいと。

 彼の結婚式の用事だけなら彼のおうちで待ってることもアリだったんだけど、そうもいかなくなった。

 ただ心配なのは、

 

 

 その祖父のいる田舎へ行くと必ずおいらは壊れるということ。

 

 

 向こうの田舎にいる母上の兄家族は絵に描いたような幸せ家族で、祖父夫婦と同居している。

 家事や子供の世話、苦言など全てやっていた祖母、優しくて何の不満も漏らしたことのない祖父。

 そんな祖父夫婦に、兄家族は寝たきりになった祖父に対し一切の世話をせず、「臭い」の一言で一蹴した。

 祖母に対しては「うるさい」と。

 おま……誰のおかげでその幸せが成り立ってんだ、とおいらは言いたくなる。

 それでも何事もなかったように祖父夫婦を視界から外し、幸せな家庭を続けている。

 幸せそうだ、おいらの求めていた幸せがそこにある、でも何か違う。

 幸せ過ぎると、気づかないことなのかもしれない、おいらは気づくことができる、気づかない方が幸せ?

 自己矛盾にごちゃごちゃになってしまうのだ。

 それとよくわからない感情でパニックになって、最後には罪悪感で壊れそうになる。

 それが4年前、最後に行った日だ。

 帰りの電車で母親に見えないように泣いた。

 しばらくは毎日泣いてた。

 

 

 あの時もそれなりに、自分なりの方向性というか幸せらしきものを掴めるんだと考えていた。

 それが根底から覆された感じがして、なんだか大変だった。

 

 今のおいらなら、って少し思えたからついていくことを決心したけど、やっぱり不安。

 あの時のおいらより修羅場くぐり抜けたし(自慢にならぬ…)、あの時のおいらより幸せ像の違いを理解できてると思う。

 ブログを通じて幸せな家庭もたくさん覗けたし、乗り越えた人のお話も聞けた。

 

 

「しんどくなったら電話して。 いつでも迎えに行くから」

 

 

 と言ってくれる大好きな彼もいる。

 自分で自分を試すようなことは良くないことかもしれないけど、これは乗り越えないといけない問題の1つである気がするんだ。

 

 

 がんばる、彼のためにも、おいら変わりたい。

 

逢える! 逢える!

 

 先週まで半月ほど彼のおうちにいて、久しぶりに一週間離れ離れになると淋しい。

 一緒にいるのが軽く当たり前感覚になりかけてた。

 毎日顔を見れなくなった違和感で心がスースーする。

 

 

 それは彼も同じだったらしくて(喜)、昨日のメールの末尾に。

 

 

「早く明日にならないかな」

 

 

 きゅーん。(爆

 

 

 もうすぐ逢えると感じれる時のメールはお互いにテンション高いです。

 

 

 今週は淋しかったからいっぱい甘えるぞ!

 

初お味噌汁を作った!

 

 前記事の【大きな愛と、お味噌汁】 の続き。

 

 

 昨日の夕食時、早速お味噌汁を作ってみた。

 具はたまねぎ。

 じゃがいも、ピーマン、たまねぎの炒め物も併せて夕食用に作った。

 

 別に菜食家とかではないんだけど、経済的な理由でおいらのおうちの食事は肉が少ない

 かなり量食べるけど全然太らないのはこれのせいもあるorz

 

 

 だしが最初から入ってるマルコメ味噌。

 裏に書いてある分量見て、溶かすだけ、おお、簡単!

 たまねぎを切って先に煮て、それから溶かした。

 味見したらちょっと濃かったので少し水を増やして。

 

 

 ここで!

 

 STLさんがコメントで教えてくれた裏ワザですよ!

 

「火を止める直前に大根おろしの水分を軽く切って、入れる」
 

 

 ちゃっかり実行。

 むはー、いい感じにできあがりv

 大根おろし、パクろう、これからこれ使おう(爆

 

 早速毒見味見役の弟を呼び、味を見てもらう。

 

 

「おお、いいやん」

 

 

 絶賛げっとぅ><w

 

 

 弟は嬉しそうにおいらの立つ台所のまわりをうろうろしてた。

 炒め物も覗き込んで、包丁の使い方が母親そっくりだとか、良い匂いだー、とかしきりに言っていて子供みたいでかわいかった。

 

 

3年前の詩

 

 sora

 

 
   蝶のように
 
   ひらひらと飛び回るあなたの心に
 
   翻弄される私は
 
   花のように
 
   花のように
 
   美しく咲かせてあなたを待つだけ
 
 

 

 ********

 

 

 2002年3月においらが書いた詩が出てきた。

 ネット上の企画で、詩を書いてそれに返歌し合うといったものをしたことがある。

 その時の、別の人の「蝶」という詩に、「花」というタイトルで返歌したものがコレ。

 

 

 ……前の前の彼氏とのつらい日々 の頃の詩だorz

 

 

 見ていて、痛々しいというか、今の自分の精神部分との差に驚かされた。

 あの頃は、こんなに穏やかな生活が訪れるなんて思ってもいなくて。

 ひたすら気ままわがままな元彼氏に振り回されていた。

 家の父親との問題も大変だった時期。

 

 過去は、たまには振り返ることも大切だとおいらは思う。

 若気の至りを反省したり、今の生活の大事さを再確認させてくれる。

 まだ家の問題は解決していないし、金銭的苦労もこれからだけど。

 

 あの頃よりはずっと、おいらは幸せなんだと今、思えるんだ。

 

 

 写真利用 : ひまわりの小部屋

 

七夕の願い事

 

 もうすぐ七夕です。
 
 いつも、気づいたら過ぎてるとか、覚えてても「フーン」くらいで過ぎてた七夕。
 でも、今年は願い事があるのです。
 
 
 どうか、今のこの状態が人生の谷底でありますように。
 もうこれ以上の下はなく、これからは上がる一方で。
 衝撃に耐えられる力は無限に湧いてはこないのです。

 

「せまるしか」

 

 彼のおうちにいる時のこと。

 

 

「ただいまー」

 

 

「おかえりー^^」

 

 

 夕食を買出しに行った彼が戻ってきた時、あることを思い出して唐突にふと口にしてみたくなった。

 

 

「……せっぱく」

 


「え?」

 

 

「まつば!」

 

 

「へ?」


 

「るり」

 

 

「しっこく!」

 

 

「かきつばた!!」

 

 

せまるしか!!><」 (←達成感いっぱい)

 

 

「な、何事……」

 

 

「せまるしか だよー!」

 

 

「せまるしか? ……ああ(笑)」

 

 

 木村カエラさんが出演してる車のCM

 車のカラーの色の頭文字だけ取って、「せまるしか」と言っているのだ。


 雪白、松葉、瑠璃、漆黒、杜若


 そのカラーがふと、頭に残っているかどうか口にしてみたくなった。

 かなり唐突に-ω-

 

 

「いきなり何かと思ったよ(笑) 案外覚えてるもんだな」

 

 

「なんか頭に残ってて、急に言いたくなった」

 

 

 それから彼はにこにこして頭を撫でて、褒めてくれた。

 

外見と出逢い方

 STLさんの記事を見て、デジャヴを感じたので久しぶりに→他ブログから派生した心。

 

 

 かわいい、と言われることへの嫌悪感。

 すっごいわかるのですよ、しかもこれ人に言いにくい悩み。

 

 

「は? 何贅沢言ってんの~自慢?」

 

 

 友達に言ったら絶対こう返ってくるわorz

 

 そうじゃなくてさ、見た目じゃなくて、中身で好きになって欲しいんだよ! って。

 寄ってくる人は多いけど、見た目だけで好きになってくれる人も今まで多くて。

 

 

 高校時代、3年間丸々費やした彼氏には「俺、○○のこと顔で選んだし」と言われ、男前だけど超わがまま君だった前の前の彼と別れる時には「こんなにかわいいのになぁ」と言われ。

 

 

 なんだ、なんだ、性格がだめなのかおいらは><?!

 

 

 ってなるじゃないですか・ω・

 

 

 見た目がいかにも華奢なお嬢さんって感じで、見た男性はフルに良い性格を妄想してしまうのだそう。

 でもね。

 おいら、全然女の子らしくないし。

 第一印象最高の後の悲劇

 

 

 全然お嬢さんじゃないし、むしろ波乱万丈な人生送ってるし、華奢なのに空手有段者だし、趣味ゲームだし。

 

 かわいいなーって近寄ってくる男はもういらん!!><

 て感じだた。

 

 

 じゃむさんにとりあえずかたく口止めを施しておいて、暴露すると。

 

 

 おいらと今の彼の出逢いは、オンラインゲーム(汗

(偏見の目で見られがちなので言いにくいのです……)

 

 同じゲームをもう2年ほどやっていて、そのゲーム内で1年ちょい、ただの友達として遊んでた。

 知り合って仲間内で遊ぶようになってだいぶ経ってから、同じ市内に住んでることがわかったの。

 そのゲームではまだオフをしたことがなくて、近所にいるメンツだけでもご飯行こうよってことに。

 

 

 おいらは女性、でもゲーム内では男の人より上手にゲームを進める自信がある。

 女だからと特別扱いされたりするのが嫌で、男も負かす勢いの素の性格のままオンラインゲームを楽しんでた。

 当時の彼にも指示を求められたりする感じの立場で。

 

 

 オフ会っていうほどのものじゃないけどそのメンツでご飯に出かけた時、全員が口を揃えて「イメージと違いすぎ!!」と言い放った-ω-

 みんな、1年以上のネット上のみでのお友達

 先に内面だけを知ってくれているだけに付き合いやすい。

 

 

 そんなギャップに、その中にいた今のはときめいたらしいw

 

 

 最初からおいらの性格を知っている彼、その上で好きだと言ってくれた。

 彼の性格も、おいらも良く知ってた。

 実際に会うまではお互い異性として捉えたことすらなかったけどw

(おいらは彼のことを、もっとおっさんだと思ってた。 ゲーム内でお人好し過ぎて)

 

 

 なんだかやっと、おいら自身を好きになってくれる人に出会えたって感じ。

 一緒にいてすごく楽、良い意味で妙な期待もされないし、幻滅もされない安心感。

 見た目も大事だけど、それは二の次だとおいらは思う。

 自身を好きになってくれる人だからこそ、お洒落してかわいく見せたいと思ったりするんだ。

 

 

 ネットで出会ったなんて言うと(もちろん一緒にゲームしてただけでそれ目的で出会ったわけじゃないけど)、偏見も多くて言いにくいけど、こんな特異な環境で出会えたからこそ、お互いをよく理解して付き合えてると思う。

 

 

 おいらもね、最初そんな風に感じてなかったんだけど、最近すごく彼が男前に見えるんだw

 好きになればなるほど、贔屓目っていうの? なんかめちゃかっこよく見えてしまうよ。

 

 

 ■ STLさんちの参考記事

 

 カワイイのはいやっ!

 

 顔からはいる?

 

大きな愛と、お味噌汁

 

 ろけ注意報!!

 

 

 半月の間、毎日毎日彼はおいらのご飯を用意してくれて、看病してくれた。

 夜中に発作のように吐くまで咳し続けた時も背中を撫でてくれたし、病院にも嫌な顔ひとつせず付き添ってくれた。

 高熱でふらふらしていたらいつもより彼が多弁になって和ませてくれた。

 おいらが何かを求めるまでもなく、全て先回りして「お水飲む? お腹すいてない?」とか「態勢つらくない? 病院行く?」とか。

 おいらがまるで何もワガママを言っていないかのように、且つ全ておいらの思い通りになるように計らってくれる。

 半月って長いよね……本当にお世話になってしまった。

 

 

 しかも。

 熱を出した直後に予定されていた、彼の沖縄社員旅行に彼のポケットマネーでついていく (←過去記事参照)という話ももちろんった!

 ちょうどとんでもない咳のピークあたりで、誰が見ても行けるわけない状態だった。

 

 

「気にしなくていい、そんなこと気にする必要ない。 旅行はまた行けばいいんだから」

 

 

 そしておいらの頭を撫で撫で。

 一切旅行の話を彼が口にしない、おいらが振ってもすぐ慰めて話を変える。

 彼が出してくれた旅費、パーにしちゃったのに……。

 

 

 あー、なんて良い人なんだ。

 おいらにゃもったいないくらい本当、34歳までよく独身でいてくれたよ。

 彼がおいらの年の頃、おいらまだランドセル背負ってたんだよ!

 

 

 

 ふう、のろけ全開。

 

 

 

 おいらが元気になりかけの時、レンジでチンしたら食べられるご飯と納豆、お豆腐を朝食に彼が買ってきて用意してくれた。

 おかゆ以外も食べれそうだと思ったから。

 

 

「すげー、普通の朝ご飯っぽいの食うの久しぶり」

 

 

 全然手を加えていない、並べただけの朝食だけどそれでも彼は感動してた。

 

 

「これにお味噌汁があったら完璧だねえ^^」

 

 

 と言うと、目を輝かせて同意していたw

 

 そういやー、吉野家のもの食べる時、必ずけんちん汁を頼んでいる彼。

 もしかして好きなのかしら。

 恩返しに作ってあげたら喜ぶかな? とちょっとたくらんでみる-ω-

 

 

 しかし致命的な欠陥に気づく。

 

 

「あれ、おいら、そういや味噌汁作ったことないや

 

 

Σ('д' 」

Σ('д'; 」

 

 

 彼も驚いたが、おいらも驚いた。

 学生の頃に一人暮らしを2年していたんだけど、節約のためお味噌汁ではなくコンソメスープにしていたのだ。

 理由はその安さと、なんでもかんでも冷蔵庫の残り物突っ込めて、それで飯が食えるからw

 でもまさか、作ったことがない、とは自分でも思ってなかった。

 

 

 味噌汁作れないんじゃ、多少も料理できるとは言えんじゃないか!!

 

 

 うーあぁーorz

 

 

 実家の冷蔵庫に味噌があるのを発見、使用許可をもらい、火曜に練習することにした。

 おいら、がんばる。

 彼にも喜んでもらいたい。

 

 

「明日、お味噌汁作る練習してみる」

 

 

 と彼に宣言した。

 

 

「お。 おおお」

 

 

 やっぱり嬉しいのか、よい反応が返ってきたぁ^-^

 いいな、こういうの。

 いっぱい頑張りたくなるよ。