暗号通貨(仮想通貨)は、この数年は低成長を続けていましたが、2017年は期待が膨らみ急激なバブルを引き起こしました。
この出来事は、約20年前のITバブルと類似しています。未成熟な市場ゆえに実態のない期待によって、資金が一か所に集まってしまいました。バブルは崩壊しましたが、IT業界は着実に成長した結果、世の中になくてはならない存在となりました。
これは暗号通貨にも言えます。期待だけが先行した結果、2017年末にバブルを引き起こしました。暗号通貨の流出事件や世界各国の規制が世間をにぎわせて、まだ期待通りのものではないと誰にもが知りました。
2008年に生まれた若い技術が使われているのが暗号通貨です。正確にはブロックチェーン技術が使われています。金融機関のシステムに導入されて、徐々に暗号通貨は実績を増やしている最中です。
暗号通貨は儲かると誰もが知った
2017年までに暗号通貨は低成長を続けていました。確実な成長によって、多くの投資家が暗号通貨は「儲かる」と認知しました。
「儲かる」と確実に分かった瞬間、人は莫大なお金を投資します。それが実際に儲かるどうかは別として、儲かりそうと思ったら、一般の人も投資を始めます。
バブル崩壊後、適性価格になった
実体のない期待だけが先行していたので、バブルが崩壊して適正価格に調節されました。まだ価格が安定しない時期が続きます。これからは安定して価格が上昇していくでしょう。
ビットコインが良い例です。価値が200万円を超えましたが、3分の1まで急落しました。その後、100万円前後で価格が安定しています。
ビットコインのバブル崩壊後はひと段落しても、まだ混乱は続くかもしれません。世界各国の暗号通貨への規制や事件が起こると、そのたびに価格は下がります。一時的に、リスク回避をしたい人が暗号通貨を感情的に売り払うのです。時間が過ぎれば、適性の価格に安定します。
20年前のITバブルも同じように乱高下が激しくなり、数年後にはIT企業が世界を席巻しました。暗号通貨も同じ道を辿って、数年後には世界レベルの企業が誕生しているでしょう。
これから成長が期待できる暗号通貨を紹介
2018年からも成長を続ける暗号通貨に必須の条件は、技術力。ビットコインは送金スピードが遅く、採掘(マイニング)する労力がかかり過ぎます。これからの問題を解決できないと、アルトコインに暗号通貨トップの座を奪還されかねません。
現状、ビットコインよりも優れた暗号通貨は登場しています。時価総額2位3位を争っているイーサリアムとリップルは、ビットコインよりも送金スピードは速いです。
特にリップルを運営しているリップル社は、多くの銀行と提携を結び、そのブロックチェーン技術を提供しています。リップル社が注目されると、リップルのブロックチェーンの評価が高まり、暗号通貨リップルとして価格が上昇していきます。
ICO=未公開暗号通貨販売が熱い
ICOとは、株式投資におけるIPOと同じ意味を持ちます。株式市場に上場すると、企業の成長期待に応じて株価が上昇していきます。同じように、ICOでは暗号通貨が一般に購入できるようになります。
ICOされる暗号通貨に魅力があれば、価格は自然と上昇していきます。ビットコインも世界に評価されてから、急激に高騰して、多くの億万長者を生みました。ICOされる暗号通貨は安値でゲットできるので、チャンスが無限大にあります。