悲惨なミュール事件~穴があったら入りたい~(6月8日の日記) | ×××えんちの事情×××

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6月8日(木)

とんでもない出来事が起こりました。

まさか、こんなことになるなんて

思ってもなかった休日の朝のことです。




予定通り、今日は図書館に行きます。

職場近辺の図書館は既に調べてあり

迷うことなく徒歩6~7分で到着しました。

図書の貸出カードを作成し

借りたい本を探していたところ

点字ブロックの凸凹に足を取られたのです。

滅多に履かないヒールの高いミュールです。

私には不安定だったのでしょう。









こけそうになるのを、どうにか

足に力を込め、踏ん張りました。

そのおかげで、転倒することもなく

おっとっと・・・程度で済みました。

ホッとしました。

この歳になると、転倒から骨折という

流れが出来上がっているものです。

確かに、数年前、悲惨なこけ方をして

鼻を折った経験がある以上

普段から注意しなければなりません。




さて、何を借りようか?

こけそうになったことも恥ずかしく

すぐに人目のない本棚と本棚の間に

隠れるように移動したのですが・・・

あぁぁぁ・・・。









あろうことか・・・

右の靴底が剝がれてしまったのです。

こういうことはそう滅多に

起こる事ではありませんよね?

なんという不幸でしょう。

歩きづらい以上に、お恥ずかしいのです。

引きづるような、変な歩き方で

2冊の本を借りる手続きを済ませると

図書館の受付の方に、お願いをしました。




あのぉ、何か紐か輪ゴムか
少し頂けませんか?





え?輪ゴムですか?
あるにはあるのですが
これも備品ですから。





たった輪ゴムのひとつなのに

ケチだなぁと心の中で思いましたが

とにかく困っていたので

実はミュールの底がめくれて・・・と

説明したところ、どれだけ困ってるのか

分かって頂けたようです。

強そうな太いゴムをどうぞ

差し出してくれたのです。




これで縛りますか?
絶叫マシーンの時みたいに
縛るといいんじゃないかな。





輪ゴムのみならず

アドバイスまで頂き、恐縮しながら

足とミュールを縛りました。

血が止まりそうなきつさでした。

でも背に腹は代えられません。

ところが・・・









まだ先の方が、ペロンペロンしています。

すると、また輪ゴムを持って来てくれ

先っぽも縛って、ペロペロ対策完了です。









丁寧にお礼を言って、図書館を出ました。

とにかく、靴屋を目指そうと

心斎橋筋商店街まで歩くことにしました。




何度か、先っぽにつけた輪ゴムが

抜けそうになるので、そのたび

しゃがみ込んで、縛り直し歩きました。




すると・・・

なんという不幸でしょう。

私は何か悪い事でもしたのでしょうか?

これは何の罰なんでしょうか?




健在だった左のミュールの靴底までも

何の前触れもなく

ペロリと剥がれてしまったのです。

いったい、どういう事でしょう?

輪ゴムは2本です。

仕方がないので、足の甲に縛ってあった

輪ゴムを取り外し

左の足の先っぽもそれで縛りました。









きつく縛ったせいで

足の甲には真っ赤に跡が付いていましたが

そんな事は、この際

何の問題もないのです。

なにより、歩き進めなくては・・・

早く靴屋さんに行かなくては・・・

歩きにくい両足で、急ぎつつも

慎重に一歩一歩、歩いていましたら

あぁぁぁ・・・。




更なる不幸に見舞われたのです。

ここまでで、もう充分ってくらい

私は不幸だと思っていました。

甘かったのです。









右足の甲の部分が、ちぎれたのです。

いや、もう笑うしかないでしょう?

いや、笑えません。

悲惨すぎでしょう?

ボロボロでしょう?

ミュールはつま先だけで、固定され

とても歩けるような状態ではありません。

それでも前へ、前へと歩くしかないのです。

スリッパのように引きずりながら




あぁ、神様・・・穴を下さい。
どんな小さな穴でも結構です。
私はそこに入りたいのです。





違うでしょう。

どうせ神様にお願いするのなら




私に今すぐ、何でもいいから
何か履くものを下さい。
ゴム草履でも便所スリッパでも
わらじでも文句は言いません。





神様に届いたでしょうか?

私の悲痛な叫びが・・・。

そして、次の瞬間

神様なんていないと確信したのです。




あろうことか、右足から・・・









かろうじて、私の足とミュールを

繋ぎとめてくれていた輪ゴムまでも

いったい、どこに飛んで行ったのか・・・

多分、明後日の方に飛んで行ったのは

間違いありません。

時空を超えて飛んで行った輪ゴムです。

キョロキョロ探したところで

見つかるわけがありません。

暫く、途方に暮れしゃがみ込みました。




万事休す




通り過ぎる車と行き交う人々。

腹を決めました。

使い物にならない右のミュールは

履き続けることは、不可能でしょう?









悲惨なミュールは、放り投げたい

気持ちで満ち溢れていましたが

ここまで運が悪い日に

不法投棄などしては、次は警察沙汰でしょう。

ミュールを手に持ち、右は裸足のまま

ヒョコヒョコと、人込みだらけの

心斎橋筋商店街に入ったのです。

誰も人様の足元なんて見ちゃいないと

開き直って、闊歩しました。




あぁぁ・・・。
穴があったら入りたい。





商店街に入ってからは、2分と歩かず

靴屋を発見し、飛び込みました。

あれこれ物色もする気になれず

目の前にあった履きやすそうな

サンダルをひとつ手にし

汚れた右足は地につけたまま

左の足でサイズ確認をし

値段を見ることもなく、叫びました。




これ、下さい。
すぐ履きます。





6000円ほどでした。

たとえ、このサンダルが2万だとしても

買っていたでしょう。

そう思えば、6000円という

手頃なお値段に、安堵した私です。




ゴミと化したミュールは店の方の

ご好意で、処分して下さることになり

深く感謝し、お礼を言った後

逃げるように店を後にしました。




なぜ、こんなことになったのでしょう。

履き込んだ古いミュールではありません。

ただ言えることは、もう何年も前に

買ったものだと言う事実です。

例え、履き潰してなくても、経年劣化は

少なくともあるでしょうから

今日のような悲惨な結果に

見舞われたのでしょう。




私は思いました。

下駄箱の中にある滅多に履かない

パンプスやヒールの高いミュールなど

思い切って処分すべきだな・・・と。

またひとつ、学習できましたし

前向きに捉えます。

無駄な経験ではなかった・・・と。




そんな悲惨なミュール事件の話は

これにて終了です。

次は、その後、どうしたか?

普通につらつら書き進めます。

では・・・。




ってことで、今日はこの辺で。
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