ある愛の詩 | ×××えんちの事情×××

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×××事情があるから×××



昔、昔・・・ずっと昔に観た映画のタイトルが頭をよぎった。

確か映画の中では、彼女が白血病で死んでしまうという設定だったはず。

これは・・・泣ける!

感動モノに違いない。

この歳になるとちょっとしたことで涙もろく、泣けるくせに




まだ足らず、泣きたいのか?




日頃、万物において感動することが薄れてきたような気がしてならない。

美しいものを見て感動したり、いいお話を聞いて感動したり・・・

たとえばそんなもので心が動かされることが少なすぎる。

どちらかと言えば・・・心がかき乱されるような苛立ちのほうが多い。

福岡の痛ましい事故から、飲酒運転の取締りが一層強化されたにも拘らず

未だに事故は後を絶たないし、検挙される飲酒運転者も後を絶たない。

人が人を殺め、全て自分の都合が優先される・・・

そんな、すさんだ世の中に暮らしていれば、泣きたくなるのも当然である。




なんとなく・・・

話がそれているような気がする。

これは「ある愛の詩」の書評だったはずだ。

話を元に戻そう。




多くの涙を誘った純恋小説「忘れ雪」から12ヶ月・・・

あらたな愛の物語が生まれた。ポリポリ f  ̄. ̄*) 映画とは別モノだったようだ・・・




小笠原でイルカのテティスとともに育った、あまりにも純粋な青年・拓海―。

東京からやって来た、愛を信じられない声楽家志望の美しき歌姫・流香。

ふたりはきらめくドルフィンビーチで運命的な出逢いをする。

帰京した流香にはコンクール出場に向けて重大な悩みがあった。

そんなある日、「君の笑顔が見たいから」ただそれだけの理由で、

上京して来た拓海は、流香のこころの闇を知り、彼女のためにある決意をする。

ひかれあいながらも想いを告げられず哀しい運命に翻弄されるふたり―。

やさしい涙とまばゆい愛が、心の海にひろがる“純恋”小説。

初のオリジナルテーマ曲CD付き。

「BOOK」データベースより引用





読み始めて数分・・・。

小笠原の景色の素晴らしさ、奥深い海の美しさ、イルカとの戯れ・・・

そんな話が続き、しくじったかと思われた。こんな感じ→プロローグ

動物愛護や自然保護の話だったのか?と・・・。ペット嫌いのえんちのガラでない・・・

しかし、その数分後・・・

美しい歌姫の登場と、いきなり心を奪われた青年の「好きだ」の告白。




純愛キタ━━━━(・∀・)━━━━!!!!




この本の世界に入っていく、そんな瞬間だった。




純粋すぎるこの青年の、彼女を想う深い愛情に切なくなる。

青年の心は一途で、素直。

自分の利害は考えず、ただ彼女のことだけを想う。

彼女の笑顔が見たいからと言って、そこまでしなければならないのか?

まずこの世の中を見渡しても、こんな青年は存在しないだろうと思う。

もしかしたらこの青年は馬鹿なのかもしれないとさえ思ってしまう。許せっ!

いや・・・違う。

小笠原の美しい景色の中では、誰しもこの青年のように

純朴に生きることができるのかも・・・。




正直者は馬鹿を見る・・・そんな世の中。

心には下心があって、出来心があって、邪心がある。

そんな心の真意を探るべく、人は言葉の裏をかき

訝っていぶかって、素直に気持ちを吐き出せない。

海の青・空の青のない都会での暮らし。

青年の苦しい胸のうちが、痛くて哀しい。




さて・・・

このふたりはいったいどうなってしまうのでしょうか?

是非、読んでみて下さい。

世の中の世知辛さを包み込んで、ふわっと優しい気持ちにしてくれる

そんな1冊になっていますよ。




そして・・・最後に、あなたはどんな涙を流すのでしょう・・・。




3曲入りのCDがついているのが嬉しかったり・・・


新堂 冬樹
ある愛の詩




新堂冬樹プロデュースのアルバムも発売された・・・



ヒーリング, 関春絵, 会田桃子, 押鐘貴之, 花坂響
Ego-QuaR, 彩智, 井上鑑, 蒋力行, 松浦基悦
ある愛の詩






純粋に人を愛するって・・・私にはできるかな?

なんとなく・・・私には・・・

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TBS系全国ネットでスペシャルドラマ化され

2006年3月27日 夜9時~放送されたらしい。

悔しいっ!見逃してたよっ!