こぶたのタッくんとキヌちゃんの恋のひとコマ・・・。
ちっちゃなかわいいイラストに、ひと言ふた言の言葉を添えて・・・。
タッくんのキヌちゃんを想う一途なところが
いじらしくて、かわいくて・・・思わず撫でてあげたくなります。
銀色夏生は57ページを“あ~なんて、楽しそう・・・”と
コメントしています。タッくんがキヌちゃんをぐるぐる回しています。
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「あめ」
あめは 空から 落ちてくる 水
どうして 小さい つぶつぶに なって
自然と ふってくるのだろう
あめに うたれて
思いだすのは
あなたのことばかり
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ふいに ひとりの時
なにを 考えてるの?
ぼくは ぼくよりも きみを
傷つけちゃいけないと
思ってる
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ほんのちょっとした事が、とても嬉しく感じる恋のはじまりは
淡い淡い桜色・・・。
春風に飛ばされないように、あの角の隅っこで逢いましょう。
*書籍名・・・・・波間のこぶた
*著者名・・・・・銀色夏生
*出版社・・・・・角川文庫
*発刊年・・・・・1988年