世界最悪の恐怖
その扉を開く
超・戦慄迷宮
暗闇の病棟で・・・
何かが起こる・・・
なんとも不気味な異様な匂いが漂う病院のロビー・・・。
私達は足を踏み入れてしまった・・・。
小さな懐中電灯を1本、渡されて・・・中へ・・・。
診察室の中へは看護婦の呼び出しがあるまで、じっと待つ・・・。
その間にも・・・
きゃぁ~~~っ
悲鳴がこの病棟の中で響き渡っている・・・
(((p(>◇<)q))) 怖~いっ!!
なんせ出てくるまでに40分はかかるであろうと言われている。
子供3人を安全なお子ちゃまアトラクションの、
トーマスランドへ置き去りにし、
旦那と2人で入った“超・戦慄迷宮”だった。
夕立のきそうな気配が、心配だったが・・・
旦那と一緒なら、迷う事もないだろうし、
もしかしたら30分ほどで、出てこれるかもしれないし・・・。
それくらいなら、子供たちもなんとかなるでしょう・・・。
そう考えていた私・・・
いや!旦那もきっとそう思っていたに違いない。
看護婦に呼ばれ中へ・・・1歩・・・
また1歩・・・と進んでいく。
荒れた診察室・・・薄暗い・・・。
どこから何が出てくるのか分からない・・・静けさの中・・・。
・・・・カサッ・・・
後ろの方でかすかな物音が・・・
(口゚三 クルッ・・・
ゾ・ゾ・ゾンビィーーッ、
ぎゃぁーーっ
前から来るものには身構えるけど、
まさか後ろから来るなんて・・・(#`-_ゝ-)ピキ
いろいろなドアを開けて少しづつ・・・奥へ・・・奥へ・・・。
途中でどうしても怖くて足が進まない人の為に、
リタイア出口が設置されている。
せっかく並んで手に入れたチケット・・・
いくら怖くても、リタイアする道理はない。
さらに進むと手にしていた懐中電灯の回収ボックスが現れる。
“よくここまでこれましたね、
あと・・・今来た2倍の道のりです”なんてことが書いてある。
この先は暗闇の中を、進まなければならない。
当然・・・旦那との距離が縮まる・・・
★'.・.LOVE~(^▽^(^▽^*)~LOVE.・.・:☆
Σ( ̄ロ ̄|||)ハッ!?・・・
冗談言ってる場合じゃなかった・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
ぺっとりくっついて先へ行く・・・。すると・・・
(・-・)・・・ん? 人が・・・。
詰まってるよぉ・・・ ┐( ̄ヘ ̄)┌ ・・・
多分、先頭の人が怖さで先へ進めなくなって、
後から来た人がどんどんと詰まってしまったのだろう。
だけど、みんなが固まって歩くのは、恐怖が半減するわけだし、
ここは1グループづつドアを開け・・・
部屋から出れば、また次のグループが入るという順番待ち体制に・・・。
( -_-)フッ これじゃあ、
恐怖から醒めちゃいますってぇ。
それでも少しづつ暗闇の中へと消えていった。
バリバリッ・・・ゴロゴロッ・・・
何の音?これ・・・。バリバリッ。
ドォーン
( ̄ー ̄?).....??アレ?? これ・・・雷じゃない?!
夕立降ってきたのかなぁ・・・
ちょうど私達は迷路のような部屋につかまって、
同じところをグルグルと廻っていた頃だった。
『館内のお客様に・・・火災警報は誤作動です・・・云々』
何?誤作動?(゚~゚)ふぅぅぅん・・・
そんなアナウンスはまったく気にしていなかった・・・。
『館内のお客様へ・・・』2度目のアナウンスが流れ出し・・・
蒼ざめた血だらけの白衣を来た人が・・・
どこからともなく現れた・・・。そして・・・
『ここでしばらくお待ちください・・・』
暗い表情でそう言うと、奥の部屋へと消えていった。
もしかして・・・(((;-_-(-_-;)))・・・これも演出なのか?
薄暗い病院の廊下で待たされる・・・。
足元には血のしみが・・・(゜ロ゜)ギョエ!!
・・・ふと見上げると・・・
首つってるし・・・
ヾ(¬。¬ ) ネェネェ 助けてあげましょうか?
こんな不気味な所にいても、余裕の σ(*・_・*) ワタシッ
なぜって・・・その廊下には私達の他にも、
7~8人のチャレンジャーがいたから・・・、
しかも後から追いついた人も混ざって、いっぱいに・・・。
待つこと15分・・・。
時々血だらけの白衣の人や、
こきたない顔をしたゾンビが行き来する。
ここにこれだけ集まったチャレンジャーを、
驚かすことさえせず・・・。
おいっ!
素通りしてんじゃねぇよっ!
ゾンビが携帯電話をかけてるしぃ・・・
これって・・・変じゃない?!
┐( ̄ヘ ̄)┌
おいっ!もう20分もここで待ってるんだぜっ!
子供を外に置いて来てんだよっ!
思い切ってゾンビに声を掛けてみた・・・。
『あのぉ・・・これって、演出のひとつなんですか?』
『・・・あっ・・・これは・・・あのぉ・・・演出じゃないです。
異常事態で・・・』
(´▽`) ホッ な~んやっ・・・演出じゃないんかっ・・・
・・・(・-・)・・・ん?・・・
Σ( ̄ロ ̄|||)ハッ!?
!?(゚〇゚;)いっ いっ いっ
異常事態~っ?!
(?・・)σ you?の顔色悪いのは、
演出じゃなくてマジだったのね・・・(゚_゚i)タラー・・・
廊下に面したドアから、ゾンビやお化けに案内された人達が
ゾクゾクと集まる・・・。
そして・・・
気味の悪いゾンビは深々と、頭をさげ・・・
『トラブルの為、申し訳ないのですが外に出て頂きたいのですが、
私の後に付いて来てください』
もうすでに1時間以上が過ぎていたし、
私達はこの館内のどこがトラブルなのか知るよりも、
子供は大丈夫なのか・・・それだけが不安だった。
ぞろぞろと暗い病棟の中を、
ゾンビに案内されながら歩く“超・戦慄迷宮”
・・・悔しい気持ち・・・
せっかくここに入る為に並んだっていうのに、無駄に・・・?
これからが恐怖のクライマックスだったはずなのに、
体験できないの・・・?
がーん…llllll(-_-;)llllll こんなことって初めてだよっ。
皆さんはこういう経験した事ありますか?
めったにないことだと思うんですがねぇ。
とにかく私達は外に出た・・・。
((-_-。)(。-_-))イエイエ 出されてしまった。
そして1人500円(フリーパスとは別料金)の払い戻しとなった。
この状態を知らない他の人達が、長蛇の列を作って
整理券を手にする為に並んでいた。
( ̄ー ̄)ニヤリ いつ入れるか分からないのにぃ~っ、
ず~っと並んでなぁ~っ・・・(*≧m≦*)ププッ
外は雨が降ったらしく濡れていて、妙に静か・・・。
( ̄△ ̄)エッ・・
見渡すとアトラクションがほとんどストップしてるしぃ・・・。
動いているのはお子ちゃまのトーマスランドの乗り物と
ブランコやメリーゴーランドなど・・・。
仕方がなく、トーマスジェットコースターにチビと乗るはめに・・・。
( ̄_ ̄ i)タラー つまんなぁ~いっ
結局5時ごろ・・・ぼちぼちと運転再開に・・・。
ついてないなぁ・・・なんで?・・・私達、何か悪い事したぁ?
やっぱりあれですか? 昨日の・・・あの・・・ネコババ・・・?
ァ '`、'`、'`、'`、(´▽`) '`、'`、'`、'`、'`、
あの時の『ドォ~ン』っていう音がすべての原因?
まっ、お化け屋敷でよかったのかなぁ・・・。
これが“ドドンパ”の垂直落下の時に、異常事態!!
なんてことになったら、一大事だもんね。
プラス思考・プラス思考・・・ってことで、
丸く納めちゃいましたが、何か文句ある?
ヾ(¬。¬ ) ネェネェ
これ読んでなぁ~んやっ・・・ってガッカリした?!
期待させちゃったかしら・・・?ごめんね・・・。
皆さんのご意見をお待ちしています。
かったるいくらい、長々とした旅の記録・・・
読んでくれて・・・どうもありがとう。
~終わり~