数ある店の中から1店を選ぶ。
なんと・・・開業43年、最古参のお店らしい。
その名も“桜井うどん”
ガイドブックにはこう書いてあるじゃないかっ!
“地元の人気も絶大で、
開店と同時にどっと客が入り、
後を絶たない”
♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
そそられるねぇ・・・地元の人気も絶大かよっ!
目立たない場所にあるが、
地元の人に聞けばすぐ分かる・・・とも書かれていた通り、
場所はサッパリ分からなかった・・・ナビもお手上げだった。
旦那、路肩に車を止め地元の人に声を掛ける。
道行く人の中から選んだのは、おばぁちゃん・・・よしよしっ。
これが若くて綺麗な女の人だったら、
この先ずっと(; ¬_¬)こんな目で見られるもんね
・・・私から・・・(*≧m≦*)ププッ
迷うことなくすぐにその店は発見できた。
せまい間口
窓際に詰まれた・・・
茶色く変色した・・・
少年マガジン
何か・・・違うんじゃないかという、
不安が私の中にフツフツと沸き起こる。
のれんをくぐる前に、子供たちに注意をひとつ!
『店の中が汚くっても、汚そうな顔をしない事!
汚いって言わない事!分かった?』
そして・・・いざっ・・・。
『いらっしゃいませぇ~~~っ!!!』
よれたエプロンをしたおばさんが、勢いよく声を掛ける。
席は座卓が4席のみで、すでに満席状態・・・。
『あい席になりますが、よろしいですか?こちらへどうぞ!』
地元のおばちゃんらしき人が、1人でうどんをすすってる
その席へ、案内される。
田舎のばあちゃんちの、台所のイメージ。
老舗って・・・。
_| ̄|○ ガクッ…
気を取り直し、注文・・・かけとつゆのみのメニューなので、
旦那は冷たいの、子供と私は温かいのを・・・。
なんだか・・・落ち着かない・・・。
そこへやってきたのが・・・1匹のハエ・・・(≧▽≦;)アチャー
ありがとう (^-^)ゞ ハエさん・・・
はるばる遠くからやって来た私達を出迎えてくれて・・・
イラン!! (*`◇´* )ノ ・゜゜・。ハエ
気を取り直して運ばれてきた最古参の“吉田うどん”を食べる。
吉田うどんは、半端じゃないコシの強さが特徴で、
すするのではなく、しっかり噛む。
噛んでこそ味が出る・・・らしい。
噛む・・・噛む・・・噛む・・・
おいしいけど・・・おいしいけど・・・おいしいけど・・・
特別、びっくりするほどのものでもなく・・・
ちょっと ((((_ _|||))))ドヨーン
根が正直な一家・・・うまいもん食ったら、
『うまぁい、うまぁい』って騒ぐんだけど、
( ̄_________ ̄)シーン
喰う、噛む、喰う、噛む・・・
頼んでもいないのに、おばちゃんがやって来た・・・。
『これ・・・どうぞっ!!』
明らかに地元の客じゃなく、旅の途中に見えたからか・・・
w(゚o゚)w オオー! サービスですかっ!!
ドンッ!!と
置かれたその物とは・・・
(゚_。)ズルッ
・・・ただの水じゃんっ!!
のどが乾くだろうとコップ2杯の水・・・。
( -_-)フッ コーヒーかと思ったぞっ!
喜ばすなよっ・・・ったくっ!!
なんだか、やられたなぁという思いが残る
老舗:最古参の吉田うどんのお店“桜井うどん”
しかし“桜井うどん”には罪はない・・・。
あるとしたら学習能力のない私達夫婦の問題だ。
独身の頃、旦那と行った倉敷の喫茶店・・・。
ガイドブックでコーヒーがうまい店として
紹介されていたので、足を運んだ。
しかしそこは・・・
連れ込み喫茶?!
・・・かと思うほど、薄暗く怪しい雰囲気の
昼のスナックのような喫茶店だった。
コーヒー味わう場合じゃないってぇ~っ・・・・・・(´、`;)ブツブツ
それに広島へ行ったときも・・・。
おいしいラーメンだって・・・行列ができる店だって
・・・確かにそう書いてあったのよ・・・。
なのに・・・なのに・・・┐( ̄ヘ ̄)┌ たいした事ないわっ!!
結局、ガイドブックは嘘ばっか・・・って、
2人で言ってたんだよっ・・・あの頃。
そう!あの頃の事を思い出せば、ガイドブックに頼ろうなんて
・・・思いつかなかっただろうと、
あらためて 壁 |\(_〝_ ; ) 反省... しちゃった。
ガイドブックを信じた私達の罪・・・。
しつこいようだが、ここ“桜井うどん”には罪はない。
行きたいと思う人は、
勝手に行ってくれぃ!!
まっ!1杯300円だし、今のご時世・・・
コーヒーだってこんな値段じゃ飲めませんって!
昼食、うかせて ワ~ィ:*.;.\(*^▽^*)/.;.*: ワ~ィ
と・・・喜ぶ主婦えんちだった。
*最古参・・・最も古くから伝えてられていること
~続く~