姉2人が天理のおぢばがえりへ行ってるので、
チビは1人・・・。
いつも未来の部屋~遥の部屋へと、廊下をバタバタ走りながら
大騒ぎのチビが遊ぶ相手がいないもんで、
おとなしくポツンと・・・1人っきり・・・。
たまに独り言を言ってみたり、唄を口ずさんだりするくらい。
らくがき帳とクーピーを出してきて、お絵かきしてるよっ。
喧嘩しないし、騒がないし、泣かないし・・・。静かな我が家。
あ~ひとりっ子って、こんな穏やかな環境の中で育つのね・・・。
親もこれなら感情に任せて、
叱りすぎたりすることもないだろうなぁ・・・。
親から愛情いっぱいもらって(親も惜しみなく愛情注いで)
なんて楽で優雅な親子関係なんでしょう。
・・・・・・なんて、思っちゃった。
午後・・・ビデオを1本観る。
“インファナル・アフェア”という韓国映画。
サラウンドスピーカーを最近買ったんだけど、
まったく使ってなかったので、それを使って大音響で・・・。
サラウンドのちょうど、ど真ん中に置いてあるソファに、
旦那と2人並んで座る。
お絵かきのチビが時々、こっちの方を見ながら・・・
『おとうしゃんと、おかぁしゃん・・・ラブラブやなぁ』
なんて言ってるよっ。┐( ̄ヘ ̄)┌
お絵かきに飽きたチビが、今度は広告をクルクル丸めだして
剣を作り始めた。
3本も・・・。
ビデオが終わる頃には・・・
ソファに寝そべっていた私たち夫婦・・・。
・・・このビデオ・・・
ちょっと内容がややこしいんだけど、面白かった。
ラストは巻きが入ってるかのように、
あっさりと終わっていくところがちょっと物足りない。
でも面白かったねぇ・・・なんて言いながら、ゴロゴロ・・・。
突然・・・ф(口゚三 クルッ と振り向くチビ。
作ったにせものの剣を振りかざして、一言。
『おかぁしゃんを離せっ!この~悪者っ!』
(-c_-。)プッ 悪者だって・・・旦那っ。
そう言いながらお父さんを、切れない剣で切りつける。
他人にはのりの悪い旦那も、
さすがに自分の子供相手だとのりのりで・・・。
父:『お、おまえは誰だっ!バイキンマンかっ!』
なんて言ってるし。
子:『ぼ、ぼくは・・・プリキュアだっ!』
( ̄― ̄?)…..??アレ??
プリキュアって・・・女の子やんなぁ・・・ぼくって・・・( ̄_ ̄ i)タラー
アンパンマンが大好きなチビなので、
まぁたアンパンマンとバイキンマンごっこかと思ってたのに、
朝に見たTV“ふたりはプリキュア”の影響なのか・・・(`L_` )ククク
母:『ちょっと待って、夢!
プリキュアは女の子やから、わ・た・しっ・・・やで・・・』
子:『(o・。・o)あっ!しょっか。間違えたっ。』
父:『おまえは誰だっ!』
子:『ぼ、わ、わたしはプリキュアだっ!
おかぁしゃんを、離せっ!このぉ怪獣っ!』
父:『嫌だぁ、離すもんかぁ。おまえは誰だっ!』
子:『ぼくはプリキュアだっ!』
母:『だ・か・ら~っ、わ・た・しっ!』
子:『(o・。・o)あっ!しょうしょう。わたしはプリキュアだっ!』
『おかぁしゃん、この剣で戦うんだっ!』
そう言って切れない剣を
持たされる私。
子:『この剣で、怪獣をやっちゅけるんだっ!』
子:『とぉ~やぁ~ぶすっ~っ』
チビには幻覚が
見えるらしい・・・
流血の・・・。
子:『血が出たぞっ、やっちゅけたぞっ!
おかぁしゃん、今のまに逃げるんだっ!』
┐( ̄ヘ ̄)┌ ハイハイ・・・
父:『ふ~っ、力が出にゃぁ~いっ!
ジャムおじさん、新しい顔を焼いておくれ~っ』
母:『アンパンマン、新しい顔よ!それっ!』
そして、旦那・・・
切れない剣をチビの
口元へ持っていくと・・・
(≧▽≦;)アチャー
条件反射だ・・・
子:『♪チャッチャチャチャ♪チャ~チャ~チャ~ン♪
チャララ♪・・・♪』
・・・つい唄っちゃうプリキュア。
ヾ(--;)ぉぃぉぃ
いつからキャラ替えたの?
父:『おまえは誰だっ!』
子:『ぼくはアンパンマンだっ!』
母:『ちゃうって・・・プリキュアちごたの?あ~たっ!』
子:『(o・。・o)あっ!しょうやった・・・(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
ぼくはプリキュアだっ!』
┐( --)┌ ヤレヤレ
母:『だ・か・ら~っ、
わ・た・し・・・』
こんな繰り返しの寸劇を、30分以上やらされた私たち・・・
40手前・・・(。-_-。)ポッ
Σ( ̄ロ ̄|||)ハッ!? ただのバカ一家?!
あ~っ、大人2人で見る子供1人って、なんて楽チンなんでしょう。
いつもなら3等分の愛情も、今はチビが独り占め。
穏やか過ぎるこんな時間も、今日まで・・・。
夜にはお姉ちゃん達、2人とも帰ってくるし・・・。
さぁ、エンジンかけるか~っ!
( `ロ´)≪こら~っ!宿題せんかっ!
( `ロ´)≪こら~っ!ガミガミガミガミ