ついつい書きそびれていましたが、10月12日に木更津と市川に行ってきました。
全然方向のちがうところになぜ同じ日に行ってきたかというと、どちらも仕事関係で下見をしたかったから、そしてその日しか行く日がなかったから。
幸い天気がすこぶる良かったので、きれいな青空をバックにした写真をあれこれと撮ることができました。
本日から、少しずつその写真を紹介いたします。(こうしてまた数日分のネタを稼ぐ…)
【木更津編】
①ヤマトタケルとオトタチバナヒメ
問題です!
次の表記は両方とも「ヤマトタケルノミコト」ですが、どちらが日本書紀でどちらが古事記の表記でしょうか?
a.日本武尊
b.倭建命
正解は、aが日本書紀、bが古事記でした。
これら二つの書物に登場するヤマトタケルは、千葉県とも深い関わりがあります。
昔々、今の神奈川県から海を渡って房総半島に来ようとしたヤマトタケルは「こーんな海なんて一跨ぎできちゃうもんねー」と小馬鹿にしたことで海神の怒りを買ってしまい、海が大しけになってしまいました。
あわや転覆、というところで名乗りを上げたのが、妻のオトタチバナヒメ。
「私が海に入って、神の怒りを鎮めてきます」と言い残し、船から身を投げてしまったのです。
その甲斐あってか海は静まり、ヤマトタケル一行は無事に対岸に到着。
妻を失った悲しみにくれるヤマトタケルは、しばらくの間小高い山の上から海を見下ろして動こうとせず、家来たちが「君、去らずや…」と言ったことから、この地は「木更津」(もしくは「君津」)と呼ばれるようになったんだそうな。
ちなみに、その隣の市は、ヒメの袖が流れ着いたことから「袖ヶ浦」となったと言われています。
その他にも、布が流れ着いて「布流津」となったのが「富津」なんだとか。
というわけで、まずはこちら!
どん!
「きみさらずタワー」!
木更津駅から徒歩15分くらいのところにある、大田山という小さな山のてっぺんにあります。
腕を広げたヤマトタケルと、胸のあたりで手を組んだオトタチバナヒメが向かい合って立っています。
この像の下は展望台になっていて、そこから眺めた景色がこちら。
なお、このタワーのすぐそばには、オトタチバナヒメを祭った橘神社があります。
そして、この二人の逸話にちなんで、この辺りは「恋の森」と呼ばれているのだとか。
とは言うものの。
水を差して申し訳ないのですが、ヤマトタケルって、他にも奥さんいるんですよね…。(もちろん子どももあり)
しかも、オトタチバナヒメを大和から同行させていたっちゅーのに、愛知でミヤズヒメに求婚してるんですよね…。
ってかこの人って、『古事記』ではけっこうやり方が汚かったりえぐかったり…。
いやいやいや、ヤマトタケルと言ったら、スーパー歌舞伎にも宝塚にもなった古代のヒーロー。
橘神社では、しっかりと手を合わせておきましょう。(続く)

