お休みだった本日土曜日。
顔も作らず靴も履かず、久々に引き籠もりの日となってしまいました。
その理由は、狂言で使うとあるものを製作していたから。
本格的に取り組み始めたのは9日。
その後、遅番でもなく出かける用事もなかった12日と14日の夜にも作業を進め、本日引き籠もった結果、ようやく、よう~やくっ、それを仕上げることができました。
失敗するかもしれないと思って何を作っていたか書きませんでしたが、無事に完成できたので、改めて報告いたします。
私が作っていたもの。
それは、これだ!
どん!!
…………と、写真をアップできればよかったのですが、本日はやりません。
万万が一このブログを読んだ方で、狂言公演を観に来て下さった方がいた場合、写真で見たそれを目印に「おぉ、あれがヌシかぁ」とバレてしまうといけないので。
まあ、差し支えない範囲でバラしてしまうと、実は衣装を作っていたのですよ。
具体的には、浴衣です。
先日もちらりと書きましたが、実は当初先生が用意してくださるはずだった衣装が人数分は足りないということが判明し、各自で準備しなければならなくなってしまいました。
最悪自前の浴衣でもよいということではありましたが、役柄上、できれば先生が当初予定していた意図を汲みたい。
しかし、先生の思う衣装は、仮に探し出して買ったところで今後の使い道はなさそうだし、……ぶっちゃけ高い。
ならば、シンプルな解決策はただ一つ!
ないなら作ってしまえ!!
というわけで、型紙と布(生地はカラーブロードだったかな?)を購入し、浴衣作りに挑戦することにしたのです。
あ、衣装って正確には浴衣じゃないんですけど、似たようなものです。
――と簡単に書いてはみましたが……浴衣ですよアナタ。
日本の夏の風物詩、浴衣。
自慢じゃないが、そんなん作ったことなんて過去に1度たりとてありません。
何だか果てしなく無謀な挑戦かも、とは思いましたが、世の中型紙という便利なものもあるし、姉その2に借りたミシンという文明の利器もあるし、浴衣なんて直線縫いが多そうだから何とかなるんじゃーん?と思い、決行することにしました。
大丈夫大丈夫、ワタシ日本人、ヤマトナデシコ。
我が身に宿るDNAが、かつての日本人なら誰でもできたであろう浴衣の作り方くらい、記憶してるにちがいない!!
でも絶対不器用で縫えない人もいたよね、という自己ツッコミは敢えて無視して、黙々と型紙を切り、布を切り、縫い合わせ――
そして今日、ちゃんとそれらしきものができあがった、と。
いや、謙遜はやめましょう。
着れるよこれ!
ちゃんと舞台衣装として使えるよ!! その後は絶対着ないけど!!
ビバ、日本人のDNA!
……まあ、季節外れだったために最初に行ったお店には浴衣の型紙がなかったり、カラーの両面チャコペーパーを買ったつもりが真っ白なものを買ってしまい、結局使えなくて鉛筆で型を取ったり、多少合い印を書き忘れたり、危うくおくみをちがうところに付けそうになったり、襟付けだけは手縫いをせざるをえなくて気が遠くなりそうになったり――なんてこともありましたけどね……。
そんな手作り衣装を身に纏い、頭に小さなピラミッド(白い三角形・天冠)をつけた亡者に扮して、獄卒と奪衣婆に虐げられることになっている狂言の公演は12月23日(千葉)・24日(旭)です。
お近くの方もお近くじゃない方も、ぜひぜひ足をお運びください。
私はともかく、小学生の狂言師(吉永小百合さん主演の映画にも出演)がかわいいですよ~!

