④救いの甘酒
さて、階段・急坂になる度に何度も立ち止まり、苔むした石畳に足を滑らせそうになり、服に水滴が浮き出るくらい汗をかきながら、「こんなに苦労しても『山歩き大好き♪』なんて、ひょっとして私ドMなんじゃ…」と心配になりつつ畑宿から歩き続けて1時間。
ようやく甘酒茶屋にたどり着きました。
江戸時代の雰囲気が残る佇まいが人気の甘酒茶屋、イチオシは当然甘酒です。
もちろん、疲れ切っている私たち(というか私)が、ここで休まないわけがない。
熱々の甘酒をふーふー言いながら飲みました。
言うまでもありませんが、ものすごく美味しかったです。
旧街道で絶対に立ち寄りたいスポットNo.1。
次に来た時は、お餅も食べたいです。
なうに投稿しようとしましたが、残念ながら圏外でした。
でもたぶん、着いたのが13:10頃、出発したのが13:20頃だったと思います。
そこから10分後に、先日写真をアップした「元箱根まで四十分」のところにたどり着きました。
⑤ヌシよ、あれが芦ノ湖だ
「元箱根まで四十分」のところから20分後、とことん上り続けた後にゆるゆると下り始めた頃、ようやく「元箱根まで十五分」の看板がありました。
そこから最後のものすごい急坂を下り、ついに14:02、元箱根に到着!
さあ、芦ノ湖周辺の景色はどんなかなー?
たぶん、駒ヶ岳。
芦ノ湖。
箱根神社の鳥居。
…………えーっと、紅葉を期待していたのですが……ちょっと、いやかなり雲がかかっていましたね。
紅葉も、期待していたほど見られず。
いや、してはいたんだろうけれども、やはりガスがかかっていたのか、いまいちわかりづらいかな、なんて……。
もちろん富士山も、まったく見えません。
電車の中からは、よく見えていたんですけどね。
空も青く澄み渡っていたし。
残念ながら、平地と山の中では、ちょっと天気が異なっていました。
⑥ラストウォーク
まだ少し時間があったので、元箱根からさらに足を伸ばして、箱根町まで行ってみることにしました。
旧街道も、車道沿いに杉並木として残っています。
幹の太さが、長い年月を思わせますね。
木立の中を歩くのは、気持ちがいいです。
春先はつらいかもしれませんけど。
そして、恩賜公園の少し先にあるのが、箱根の関所跡です。
関所跡では、忍者のコスプレもとい衣裳を着た人(資料館の職員さんですかね)が、写真を撮ってくれていました。
カツラとか小道具は、無料で貸してくれるみたいです。
そして、観光地にありがちな顔の部分だけくりぬいてある時代劇の絵も、もちろんちゃんとありました。
箱根町、というより関所跡からバスに乗ったのが、14:46。
本来なら1時間のところを2時間近くかかって、小田原に戻ってきました。
箱根町から元箱根までと、小涌園辺り(だったかな)から箱根湯本までの山道が、ものすごく混んでいたんですよね。
あまりに進まないので、バスの運転手さんは、止まるたびに中国語検定の参考書を読んでいました。
――って、運転中にしないでそんなこと!
バスは蓬莱園や小涌園を経由してきましたが、霧がかかっていたため、やはり紅葉は見られず終い。
うーん、今回は紅葉を見るのが一番の目的だったんですけどねぇ。
まあ、そんな日もあるでしょう。
帰りも東海道線で、東京からは外房線直通の総武快速。
家に着いたのは、20:30頃でした。
ひたすら歩いた1日でしたが、3万8000歩歩いた尾瀬とちがい、意外にも今回は2万3000歩くらいだったみたいです。(母の携帯電話の歩数表示による)
紅葉が見られなかったのは残念でしたが、それでもひたすら山の中を歩くことができて、楽しかったな。
日帰りでも意外と一通りの行程はこなせるとわかったし、機会があればまた挑戦してみたいです。
できれば秋に。
春は花粉症、夏は熱中症、冬は雪道で遭難しそうなので。(終わり)








