今から46年前の10月10日。
前夜の暴風雨が嘘のように澄んだ青空が広がり、東京オリンピックの開会式が華々しく行われたその日、水木しげる夫妻がこみち書房の美智子さんご一家と別れを惜しんでいた頃(←NHK『ゲゲゲの女房』ネタ)。
別の場所では、一組の夫婦が誕生していました。
新郎は東京生まれな道産子、新婦は鹿児島出身のさつまおごじょ。
そこまで両極に生まれたにも関わらず誕生日はなんと1日ちがい、という点に運命を感じたかは不明ですが、当初姉の方と見合いするはずだった道産子青年は「こっちがいいっす」と妹を指名、かくしてめでたく式を挙げる運びと相成ったのでした。
というのが、うちの両親の馴れ初めらしいです。
まるでどこぞのエリザベートとフランツ=ヨーゼフ状態ですが、もちろん若い二人の新婚生活がロイヤルカップルに及ぶはずもなく、どちらかと言えば『ゲゲゲの女房』に近かったのかもしれません。
それでも、ちゃんと娘3人を飢えさせることも凍えさせることもなく育て上げたのですから、これはもう感謝するしかありません。
危うく話が感動系に行きそうになりましたが、まあとにかく、10月10日に行われた父の古希祝いは、実は両親の結婚記念日も兼ねていたのでした。
46年。
それは、母にとってどんな年月だったのでしょうか。
「よくもったわよね……」(ため息)
…………わりと好き好きアピールをする父とちがい、特にこれといった感情表現をしない母ですが、ちょっとツンデレ系なのかもしれないな、ということで納得しておくことにします。