世間一般では盆休みだったらしいここ数日。
実家に帰省以前に未だ寄生状態な私の場合、仕事の関係で墓参りこそしませんでしたが、一応仏壇にお菓子をお供えしておきました。
ちなみに私としては、墓よりも仏壇の方が「いる」ように感じてしまう派。
しかも盆に帰ってくるというよりは、常駐しているような気がする派。
この解釈って、日本人的にどうなんだろう?
それはさておき、うちの仏壇にいるのは、祖母と二人の祖父です。
祖母は5年前に89歳で亡くなりましたが、二人の祖父は私が生まれるずっと前に亡くなりました。
当時にしては珍しく、恋愛結婚をしたという祖母。
しかし、祖父は祖母と3人の子(その末っ子が、私の父)を残して出征し、そのまま帰らぬ人となりました。
祖母たちもまた、東京大空襲で家を焼け出され、北海道に移住。
足が悪く、十分に働くことができなかった祖母でしたが、幸いいい人と巡り会い(つまり二人目の祖父)、生活に困ることはなかったようです。
とは言え、子供を上の学校に行かせるまでの余裕はなく、父は中学卒業と同時に家を出て働きはじめ、やがて集団就職の電車で千葉にやって来ました……というのが、私が知っている我が家の歴史です。
もちろん私は年齢詐称していないので、戦争を知りません。
けれど最近、白黒写真に写る若いままの祖父を見ると、本で読むよりもテレビや映画を見るよりもずっと、私の知らない「戦争」というものがリアルに感じられるような気がします。
当時の祖父の年齢に、近くなったせいでしょうか。
まだ幼い子供たちと妻を残して、遠い異国で死ななければならなかった無念さとか。
自分の手の届かないところで、愛する人を看取ることもできずに失ってしまう悲しみとか。
死と隣り合わせになりながら、炎の中を逃げ惑う恐怖とか。
それらを経験したのが外ならぬ自分の祖父母であり、それ以前に今の私と変わらぬ年代の男女である、と思うと、何だかやり切れない気持ちになるのです。
平和な時代に生まれてよかったなぁ、私。
幸か不幸か、未だに独り身だけど。
まあ、姉その1は男の子2人、姉その2は女の子1人産んでいるので、子孫については問題ないでしょう。
余談。
30代で亡くなった祖父は、当然若い姿で写真に残っています。
その顔、姉その1の旦那に瓜双子。
いや、まったく同じではありませんが、非常に良く似ているのです。
その点については祖母本人だけでなく、甥兄弟も公認。
顔の好みも遺伝するのか???