午前0:00を過ぎたら | 縁茶亭茶話

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地味に地道に生活している一般人が綴る、ごくごくありふれた日常

 サー○ィーワンのアイス……食べそびれたぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!



 ――って、待て自分。

 わざわざ日付変更と同時に自動更新されるように設定しておきながら、開口一番叫ぶ台詞がそれなのか。


 というわけで、昨年の4月以降、同い年の友だちがアニーバーサリーな日を迎えるたびに「今度サー○ィーワンのアイス食べに行こうぜー♪」というメールを送りまくっておりましたが、果たせぬままに本日となってしまいました。

 うーん、1年は365日もあるはずなのに、機会というのはなかなか訪れないものなのだな。

 やはり、1日たりとも無駄に過ごしてはいけないな。






 何故そんなにもサー○ィーワンにこだわっているのか、という点についてはさておき、本日は「大人」というものについて考えてみたいと思います。


 さて、私が今の会社に転職する前にしていたのは、子ども相手に口先三寸で丸め込んでその気にさせる、という仕事(ちなみに、この時は非常勤嘱託職員。正社員で働いた経験、ないのな…)でした。

 教材の売り込みではありません。念のため。


 とにかくその関係で、子どもと接することが多かったのですが、ある時その中の一人にこんなことを聞かれてしまいました。


「大人になるってどういうことですか?」と。


 相手は10代。

 成人式もまだの未成年に、あなたなら何と答えますか?

 制限時間3分でどうぞ。





 ――はい、3分経過したという設定で、回答編。


 実はこの質問、とある女の子が中学生になった時と高校生になった時にくれたお手紙の中にあったもので、それに対する私の返事は、コピーしてとってありました。

 後になって両方読み返したら、見事なまでに同じようなことを書いてあったので、私も意外と変わってないのだな~としみじみ思ったものですが、それはさておき。


 要約すると、私にとっての「大人」というのは以下のようなことです。


***


「大人」の定義は、はっきり言って難しい。

 私は20歳過ぎていて(しかもその子が高校に入った時には、30代に突入していた)、年齢的には立派に大人だけど、果たして自分が本当に「大人」かと問われたら自信がない。

 大人になったらもっと精神的に楽に生きられると思っていたけれど、やっぱり私はあれこれ悩んでいた頃の私のままで、つらいことも悲しいことも、この先の人生が不安になることもある。


 それでも「大人になる」とはどういうことかと問われれば、それはおそらく「子どもの未来を守ること」だと私は思う。

 親が子どもを育てるということだけではなく、子どもが安心して夢を見られるような社会を作るのが、大人としての一番の責任だろう。

 そしてそれは、大人自身が「自分自身の人生を楽しむこと」でもあると思う。

「いつも楽しそうに、生き生きとしている大人」となることで、子どもにも「大人になるって楽しいことなんだな」と思わせる――子どもにとって「明るい未来予想図」であることが、大人であることの最低条件だと思う。


「理想の大人」を定義づけて無理に大人になろうとするんじゃなくて、今は「この人みたいになりたい」という憧れの人を見つけてみるといいんじゃないかな。

 大人というものは「なろうとしてなる」ものじゃなく、「気がついたらなっている」ものなのかもしれないよ。


***


 ――うわぁ。よくここまで考えた、自分。

 まさか子どもにウソ教えるわけにもいかないし、冗談ではぐらかすには相手が純粋だったので、こちらも無い知恵振り絞って考えに考えた末の結論だったのですが、皆様の回答はいかがだったでしょうか。


 しかし不思議なもので、それまで漠然としか考えていなかったことが、彼女の質問に対する答えとして文章化することで、きちんとした言葉となって私自身の中に刻まれたような気もします。

 なにしろ万年下っ端ですから、「先輩」とか「上司」という関係の中では、何となく「年下」感が強くなり、いまいち「大人」としての実感が乏しくなりがちです。

 しかも、外見こそ実年齢より老けて見られるとはいえ、精神面では未熟なところが多すぎるという自覚もあります。

 ただ、やっぱり子どもを前にした私というのは、何をどう頑張っても「子どもっぽいところ」はあっても決して「子ども」ではありえない。

 じゃあ私が「大人」としてできることってなんだろう、そもそも「大人」ってどういうことなんだろう、ってなことを考えて、考えて考えて……「わかんないからもういいや。とりあえず、『いつも楽しそうにしている大人』を前面に出していこう」というシンプルな結論に至ったのでした。

 それに枝葉がついて文章化されたのが、先ほどの回答です。



 とは言うものの。



 夜中に「サー○ィーワンのアイスを食いそびれた」と雄叫びをあげる私に、「大人」を語る資格はあるのか。



 今後も「大人道」を極めんがために修行を要する、32歳のヌシでした。