アウト・オブ・バウンズ | 「私の羅針盤」

「私の羅針盤」

ミラーダが占星術の研究発表をしているブログです。
ホロスコープは人生の羅針盤と言われます。一人一人が持つ「私の羅針盤」を使って自分の道を創りましょう!

出生図を調べる時

必ずチェックする項目の一つに

アウト・オブ・バウンズがあります。

 

アウト・オブ・バウンズ

というのは

天体が赤緯・北緯の23.26度を

超えた位置にある場合のこと。

基本的には

それ以内に存在していることが多いのです。

 

ちなみに

太陽、土星、海王星、キロン、ノードは

アウト・オブ・バウンズにはなりません。

 

アウト・オブ・バウンズになる天体は

その性質が

良くも悪くも目立つ形で表れる。

「野性的」な出方をする

と言われています。

 

個人的な印象では

制御不能なのだろうなと。

本当に本当に・・・

「良くも悪くも」なんだなと

毎回思います。

 

アウト・オブ・バウンズになる天体が

個人天体かどうかにもよるし

その天体の位置や

アスペクトの影響もありますが

 

「長所」の相乗効果になったり

「苦手」を凌駕する才能になる場合も

もちろんあるのですが

逆に

「長所」を消してしまう場合や

「欠点」を強調してしまう場合もある。

 

長所や欠点というのは

誰にでもありますし

別の角度から見れば

長所と短所は表裏一体なので

一概には言えないのですが

いずれにせよ

 

アウト・オブ・バウンズの天体は

「威力がある」

と考えています。

 

 

例えば

浪費の悩みがある人の出生図で

月が山羊座にあったとしても

金星がアウト・オブ・バウンズしていると

倹約よりも浪費として表れる場合がある。

ましてや

金星が海王星と合だったり

アセンダントが天秤座だったりすると・・・

(天秤座の支配星は金星)


 

浪費ではなく

芸能や芸術にその力を向けられると

規格外の金星の威力は

健全に発揮できるかもしれない・・・


でもすでに中年の年齢だったら?

地が欠けていたら?

土星は健全か?

他のことを色々と調べて

趣味などを聞き取りして

アウト・オブ・バウンズの天体を

生かせる道を探す。


 

出生図を表面的に見れば

だいたいのことはわかるけれど

つい深いところを知りたくなります。

「知らなくていいこと」や

「知ったところで」

というのもあると思いますが

つい深堀りしたくなる。

 

リリスやバーテックスもそうですが

表面的なことよりも

深いところに存在するものや

見えないところにあるものに

興味が惹かれます。

8ハウスに太陽・金星・火星・冥王星・水星

蠍座に月

の影響でしょうか。

 

私の天体はすべて規格内で

アウト・オブ・バウンズになる天体は

ひとつもありません。

ひとつでもあれば

人生が変わっただろうな

なんて思うこともあります。

 

 

人の本心は

「行動」を見ればわかります。

「言葉」では何とでも言える

ということもあるので

言葉だけを信じるのは

あやうい気がします。

(このあたりも蠍座的です。)

 

ただ

自分の本心を

自分で気付いていないことも

けっこうあると思うのです。

なので

深堀りできるところはして

お伝えしたいと思っています。

(このあたりは乙女座的です。)

 

すべてを知った上で

どの「駒」を使うか

どの「駒」を生かすか

それを決めるのは自分自身。

 

自分の人生ですから

自分で決める必要があるのです。


余談ですが

鑑定士などに「この道を行きなさい」

と言われたら要注意です。

それでは

鑑定士が決めた道を進むことになるので

「他人の人生を生きる」

ということになってしまいます。


自分の人生は自分で決めないといけません。

そうじゃないと

「自分の人生を生きる」

ことにならないからです。



ハーフサムも

深いところを気付かせてくれたり

表面的な表示を裏打ちして強化してくれたり

とても強力な手法ですが


アウト・オブ・バウンズも

ハッとさせられることが多いです。


アウト・オブ・バウンズは

誰にでもあるわけではないので

アウト・オブ・バウンズになる

天体を持っている人は

使命とか

課題とか

何かしらを

持っているのだと思います。


何かしらの意味があるから

それを出生図に持って

生まれてきている

と思うのです。


 

ミラーダ