ナバホジャーナルクラブという月1回のオンライン抄読会も今月で3回目。



「LEADING THE WAY」というナバホの雑誌の内容をシェアする会で、

今年1年頑張って続けてみようということで1月から始めました。


 



1月のテーマは「Feelings~感情」

2月のテーマは「Life~スウェットロッジ」

そして今月のテーマは「土・母なる大地」です。



 

そもそも「LEADING THE WAY」という雑誌はページ数30ページ程度でお値段は2ドル。

そんな厚ぼったくもなく、

お値段も手ごろな雑誌には毎月10個ほどの記事が掲載されています。

 


その記事はナバホの神話の世界や高齢者(おじいちゃんとかひいおじいちゃん)からの教え、

そして彼らの伝統・文化を伝え、

今を生きるナバホの人たちへ大切なメッセージを発信しています。

 


そもそもこの雑誌はナバホの家族がみんな読んでるから知ったもので、

日本人である私がナバホの生活や文化などを勉強するには最適であるのはもちろん、



現代を生きるナバホの人たちが、

ナバホの伝統的な教えや考えを学びなおす・再び実践する本としても、

かなり大切な雑誌だと思います。



 

それで今月の分の翻訳をしていて、

なんとなく、なんとなくなのですが、

ナバホの人たちの自然の捉え方が本質的に現代の日本人とは異なるのではと思いはじました。




なので日本人的な頭のままでナバホを人たちの生活や思考を垣間見て評価したり判断すると、

それは本来の彼らのものと違った価値観に変換してしまっている、そんな感じの気付きです。




そもそも私がナバホに導かれたのは、

スコットランドのグラスゴーを訪れたとき、そこに住むケルトの人々、特にドルイドと呼ばれる自然を崇拝している人たちやケルトの文化に興味がわき、

ケルトの人たちの自然観や自然とのかかわり方に人間らしく生きるための大切なものがありそうだと思い調べていたら、



 

ケルトの人たちが参考にしているのが

「ナバホの自然観」

だということを知ったことがきっかけで、

はじめてこの地を訪れました。

 



そして導かれるかのように、

アリゾナでナバホの夫や家族と1年半ほど過ごしてきました。


 

1年半ナバホの人たちと暮らしてきたからこそ、今月の雑誌の内容(土と母なる大地)から感じるものがたくさんあって、現代の日本人とナバホの人たちの本質的な自然の捉え方の根本的な違いに気がついたのかもしれません。



私の1年半で得た身体知と感覚知が、

最近になってようやく思考と絡みはじめたのでしょうね。



そんな時にクリスタルの師匠がシェアされてたある記事が目に止まりました。



そこに書いてあったことは

まさに私が気がつきはじめたことを言語化してくれてる、そんな内容でした。

その記事の内容が正しいかどうかはわかりません。



そもそもそういった判断も何かに偏った社会の基準でなされることが多いし、

正しいか正しくないかはこの宇宙の法則に基づくものが結局いちばん確からしいことなのかもしれないです。




でもその記事はとても共感できる内容だったので、また別の機会にブログに書き残すこととします。




私のことに話を戻すと、

自分のもつものとは異なる文化を理解するなんてそんなたった一年やそこらでできるわけもなく、

これからも生活しながら身体知と感覚知を研ぎ澄ませて学んでいこうと思います。



母なる大地。