
先々週になりますが、医療機関向けHIV・エイズ講習会に参加してきました。
そろそろHIVの知識もアップデートしておかないと、
男性に多いとはいえ、婦人科も他人事ではありません

ここでおさらいしておきましょう

HIV=エイズではありませんよ


(ヒト免疫不全ウィルス:Human Immunodeficiency Virus)
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1つ以上ある。
現在は治療の進歩により、
HIVに感染したとしても、エイズを発症することなく
天寿をまっとうすることも難しくなくなった時代です

世界の先進国ではエイズの発症者数はここ数年
減少


世界の先進国では、に赤線を引いたということは…

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
日本

エイズの発症者に関しては増え続けております

HIVは、Hugしても、キスしても感染はしません。

唾液・汗・尿・便では感染しないのです。
ということは、日常生活で使うものでも、することでも感染はしないのですよ。
医療者の針刺し事故でも、
B型肝炎やC型肝炎に比べて感染率は極めて低いです。
さて、HIV感染をしたとしても、エイズを発症することなく~
と書きましたが、
なぜ日本ではHIV感染は減少せずに横ばい(
エイズ発症者に関しては増えている


という状況になっているのでしょう

今回のブログタイトルは『いきなりエイズ』ですが、
その話しも合わせて次回に、としましょう


新規のAIDSの患者さん(グラフ下の●)がジワジワ増え続けています。
◯は新規HIV感染者


報告された数でしかないので、実際はこの5倍以上と考えられているとのこと

データは、厚生労働省エイズ動向委員会 H25(2013)年エイズ発生動向-概要-より