皆様、明けましておめでとうございます
婦人科のKです。
2回目の書き込みをそろそろ・・・・と思いつつも、
すっかりyunさんにお任せであっという間に年末なり
結局年末にやりたかったことはまったくこなせず2010年を迎えてしまいました。
ということで・・・・・
12月に参加した指導者のための避妊と性感染症のセミナーについて、ちょっぴり報告したいと思います。
全国各地でご活躍中の先生の講演が3つほどあって、とても勉強になりました。
共通したことは、やっぱり性教育(二次性徴や感染症なども含め)の重要性でした。
中学では性教育は文科省で定められた義務ではないので、各自治体任せになっており
教育の格差があるのが実態。
では、親がちゃんとできているかといったらそうでもないとのこと。
性教育は大切といっても、実際は多感な若者に真剣にうけいれてもらうのは大変です。
また画一的な授業形式では、個々人に対応しているわけではないので、
大人からみれば、まったく問題ないケースでも相談できず深く悩んでいるお子さんもいる等・・。
そこで、どう工夫しているかなど、各先生が実際行っている性教育についても紹介がありました。
印象に残った部分について、簡単ですが紹介しますね。
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まず、若者が性について相談したい人は、90%が友人です。
自分のこととして教育されても、あまり真剣にきいてくれないけれども、
友人を助けてあげられるよ、と客観的な意味をもたせると素直に話を聞いてもらえることが多いそうです。
また避妊を語る場合、命の大切さや妊娠のしくみなどペアでお話することがやっぱり大切であること。
最近はゲームなどの影響もあるのか、死んでも生き返ると思っている小学生は20%を超えるそうです。
命の大切さ、そして命を授かるということはどういうことか。
とある先生は、小学生や中学生に語るときに、受精にいたる段階からお話からするそうです。
数億の精子のなかから、ものすごい険しい道のりを乗り越えなんとか生き延び勝ち残った1個の精子と、
卵巣のなかにねむっている数十万個の卵子の1個が、受精することで生を得る。
だからこそ、生まれてくること自体が奇跡的ですごいことなんだよ、と理解してもらうこともポイントだと。
(そこに、どれだけ望まれて生まれてきたか、という愛情があるとさらにいいのですが
家庭環境はさまざまなので、一概に語ることは難しいようです・・・)
ほか、ドメスティックバイオレンス(DV)などのことも語られていました。
DVは性的・金銭的・メンタル的(束縛や無視など)も含められ、
若者の70%は、被害にあったり加害にかかわったりしているそうです。
結構多いんだなぁ、とびっくりしました。
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新年そうそう、長くなりました(いつもまとまりなくてすみません)
これからも、ピル外来ともどもよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
今年1年、皆様にとってよい年でありますように