

昨年、低用量ピルが子宮内膜症の保険適応薬になりました。
内膜症の女性のみ、保険適応の低用量ピル『ルナベル』を使えるのです。
子宮内膜症。聞いたことはあるかもしれませんが
今や10人に1人とも言われる女性の病気です。
ひどい生理痛、生理の時以外もお腹が痛い、腰が痛い

性交時痛、排便痛や排尿痛、生理の時にレバー状の塊が出ることも多いです

そして、内膜症の女性の半分は赤ちゃんが欲しいのに出来ないことも・・・

この子宮内膜症、なってしまえばもう『長期慢性疾患』で
閉経がくるまでつきあっていかなければならない病気

発症年齢は20~40歳台ですから
生理がある以上はいつ誰がなってもおかしくはない病気でもあるのです


この内膜症の治療に低用量ピルを使うのですが、
内膜症がない女性が低用量ピルを内服するとどうなるのか?
『内膜症の予防』になります

2008年の女性の平均初婚年齢、28.5歳。
2004年に第一子を出産した女性の4割は30歳以上。
晩婚化がすすみ、出産年齢も高くなり・・・
そうなると、必然的に少子化。
というのも、女性の卵子ちゃんのクオリティは35歳から下がりますから
妊娠率も下がってきます。
(35歳というのは、賞味期限じゃなくて、品質保持期限みたいな感じカナ?!)
ということは、初めて生理が来てから、妊娠するまで
20年前後あるってことです

20年ですよ


その間、体は毎月妊娠に向けて頑張っちゃってるワケです。
28日周期でちゃんと生理がきていれば、1年に13回排卵と生理があり
10年で130回排卵と生理があって、20年だと260回・・・


ということで続きますっ
