さてさて、へぼの話題が続いておりますが
虫の嫌いな方は少し我慢をしてお付き合い下さい
熱いヘボマン達の祭り「全国へぼの巣コンテスト」が
救急車の出動もなく無事終了した翌日。
結の炭家でも、へぼイベントが行われました。
その名も「かまどでへぼ飯を炊こまいか!」
しかも、
「参加者さんにもへぼを巣から抜き出す所から体験してもらおう」
というところがミソです
まずは
「小学校の頃からへぼを追いかけとるよ!」
という英勝さんによる、へぼにまつわるお話。
昔のへぼ採りの方法と
現在の方法との違いなどを丁寧に説明してくれました。
へぼの事になると自然と熱が入るようで
今まで見た中でも、一番雄弁な英勝さんでした。
参加者さんも熱くなり、へぼへの質問が絶えませんが
そろそろ抜き取りの時間です。
ドーーーン!
と出ましたのは明男さんの育てた2.1キロの立派な巣。
かなり抜き応えがありそうです。
みなさんピンセットを手に黙々と抜いていきます。
お母さんと参加してくれた女の子は
前日にすでにへぼ抜きを体験済。
「それまでは嫌いだったけど、
へぼ抜きしたら、へぼが食べれるようになった!」
と言っていました。
体験すると色々な事が分かる。
そして、分かると怖くなくなるということでしょうか。
うちの旦那にもへぼ抜きをさせてみようかしら・・・
段々とへぼが溜まってきました。
さて、食虫文化の長野県で育った私ではありますが
一つ体験していない事がありました。
それは・・・
幼虫の踊り食い・・・
未知すぎる領域ですが
ここはイベントを主催している手前
やっておくべきなんじゃなかろうか?
妙な使命感に駆られ、パクッと食べてみました。
サクッ(サリッ?)とした不思議な歯ごたえ
そして口に広がるクリーミーな味。
あれ、うまい!
しかも、生姜が効いてる!?
もちろん生姜が入っているはずは無いのですが
どこかそんな味がするのです。
なるほど、炊きこみご飯に良く合うはずだ
へぼ食文化が根強いのは
やはりその美味しさにあるのだと改めて感じました。
ご飯に炊きこむと、本当に良い旨みが出てくるんです(*^.^*)
こちらのお兄ちゃんは、モゾモゾと出てくる親蜂を退治するのに必死
大分時間がかかってしまいましたが
へぼがたっぷり入った「へぼ飯」が炊きあがりました!
へぼかき揚げと、季節のお野菜の天ぷらも出来上がり!
参加者さんが、もみじや野草でキレイに飾り付けてくれました。
さあ、自分たちで取り出した命たちを頂きましょう。
先ほど親蜂を退治していたお兄ちゃんからの提案で
へぼに合掌してから頂くことになりました。
「たくさんの命に合掌!いただきます」
いただきます、は命への感謝の言葉。
いつも、この思いを忘れずにいたいものです。
見てください!
こんなに、へぼがたっぷりの「へぼ飯」は見たことがありません!!
へぼの旨みたっぷり、今まで食べた「へぼ飯」で一番美味しかった。
みなさん何杯もおかわりをしていました。
こちらも美味しかった!
「へぼかき揚げ」は、へぼそのままの味がわかります。
そしてデザートには、串原の様々な野菜とへぼを使った
さとちゃん作の「へぼクッキー」
彩りもきれいですね。
といった感じで、他ではなかなか食べられない、
へぼたっぷりのへぼ料理を味わって頂きました。
イベント終了後、希望者だけで明男さん宅へおじゃま。
へぼを飼う巣を見せていただきました。
男の方は、明男さんからへぼ採りの話しを聞き、
「来年は是非へぼ採りのイベントをやって下さい!」
と興奮気味に言っていました。
やはり、へぼは男の心を熱くさせるようです
実のところイベントを企画してはみたものの
地元の人ですら若い人は
「ヘボは食わんよ!」
という方が多く
参加する人いないんじゃなかろか・・・
との不安がよぎりました。
しかし、最終的には飛び入りさんも含め多くの方が参加して下さいました。
この飽食の時代に、なぜわざわざ虫を食べるのか?
と思う方もきっと多いはず。
しかしあまりに簡単に食べ物が手に入りすぎて
その大切さがわからなくなっている気がします。
言葉だけで
「食べ物を大切に」
と教わるのではなく
実際に生きている物たちを自分の手で食べ物にする
という体験が現在は省かれてしまっています。
へぼは、採るのも楽しい、食べて美味しいのはもちろん
不自然に離れてしまった人と自然との距離を
少し近づけてくれるのではないかな、と感じた一日でした。
協力してくれた地元の方
遠くから近くから参加してくれたみなさん。
本当にありがとうございました。m(_ _ )m
来年はへぼ追いやろまいか!