〜性格が悪い人はいない〜
ウチの高校生の娘や中学生の息子は陰キャとか陽キャとかいう言葉を使いますが、陰が暗くて落ち着いているイメージ、陽が明るく活発なイメージを持つ人は多いと思います。
そのイメージでおおむね間違っていないとも思います。
それがその人の性格となりますが、それっていつどうやって作られるのでしょうか?
東洋医学では、持って生まれた陰陽を「先天の精」というのですが、それは親の陰陽が大きく影響していると言われています。
その親が持っている陰陽と、普段の生活の陰陽(食事、行動、ストレス)、そして環境の陰陽(家族、学校、職場)、季節、天気、これらの生活の中から陰陽の影響を受けてベースとなっている陰陽が変化しながら成長していきます。
ただ、この元々持っている陰陽のちょうど良い幅(中庸と言います。)を超えてしまうと感情が不安定になり、ネガティブな考え方になります。
陽性が過剰になると…落ち着きがない、攻撃的、イライラ、無鉄砲、緊張が抜けない、カラダの力が抜けない、飽きっぽいなどの性格になります。
陰性が過剰になると…陰湿、優柔不断、元気が出ない、決断、行動できない、人に流される、自信がない、人に会いたくないなどの性格になります。
これらの性格は、性格が悪いのではなくて、ただの陰陽の乱れなのです。
仮に子どもの頃からの性格だって言う人は、子どもの頃から陰陽が乱れているというだけです。
陽が強すぎる親に育てられれば、子どもも陽に傾くかもしれませんし、陰が強い親なら子どもも陰に傾きやすくなります。
親がノビノビしていなければ、子どももノビノビできないのです。
亭主関白とか…ね。
ピリピリした家庭で育てば、子どもは緊張しやすいカラダになります。
そうやって乱れた状態が普通だって思いこんでいきます。
そして、陰陽が乱れていると自分の能力を十分に発揮できません。
自分の気が充実していて、中庸の状態が一番整っている時が自分の能力を最も発揮できます。
ではどういう感情が自分の中庸なのか?
簡単な方法として、陰の人も陽の人も、自分の感情がポジティブかどうかをチェックします。
例えば、自分は非社交的だと思っていても、それでいいって思っていれば中庸です。
元々、非社交的なのでしょう。
それを、社交的にならなきゃって思うと無理が生じますし、社交的になろうと頑張るとカラダは緊張してしまい、陽性に傾きが強くなります。
どんな性格でもそれをポジティブに受け入れることで本来の自分らしくいられ、自分の能力を存分に発揮できるわけです。
ポジティブにならなきゃいけないわけではありません。それはそれで無理がありますので、今の感情がネガティブなら今はまだ陰陽が整っていないんだと認識しておくだけで十分です。
必要なら個別にご相談ください。
自分の感情をよーく観察してみて下さいね!