【思考から感覚へ】


今年のテーマです。


現代は情報にあふれ、利便性がよく、カラダを動かす機会が少なくなり、思考が強くなります。


思考が強いと感覚が弱くなります。


気が頭に集中し、下半身が疎かになります。


みぞおちが固くなり、丹田が抜けます。


全て逆が理想です。


みぞおちが緩く、丹田に力が入る方がよいし、


「内観」というカラダの内側を感じる力が強い方がいいです。


下半身が充実して地に足がつくと、不思議と不安がなくなり、勇気が出ます。

気持ちやメンタル面も前向きになりやすいです。


「感覚」に意識を向ける試みとして、今年は新たにコンディショニングスタジオを始め、カラダの動き方を探究した年でした。


そもそも「よい姿勢」や「よい動き」はカラダ的には気持ちのよいものです。


「よい姿勢」のために背筋や腹筋に力を入れるものではないのですが、どうしても日本は文化的に「せすじを伸ばす」という傾向が強すぎます。


その傾向が強すぎる場合、背中や腰が緊張でいつもガチガチです。


「よい動き」についても同じで、全ての関節が連動して動くと独特の「気持ちよさ」があります。


スタジオレッスンではその「気持ちよさ」を伝えることが少しずつできるようになってきました。来年はもっとブラッシュアップしたいスキルです。


動きが良くなっていれば、カラダは勝手に良くなっていきます。


呼吸が変わり、睡眠も深くなり、内臓の循環が良くなります。


そうすれば、カラダは良い方向にシフトします。


来年も当院を選んでくれたたくさんの方に「思考」から「感覚」の世界をお届けできればと思います。