カラダの中の60〜70%は水分です。
その水分を調整する臓器は「肺」。
違う言葉で言うと「呼吸」です。
「肺」の働きの一つに「通調水道」というものがあります。「水の通り道を調整する」という意味になります。
水分がカラダの中で停滞すると「むくみ」ますよね?
「むくみ」の原因はリンパだと思われがちですが、実はほとんどが「静脈」の問題なんです!
医学的には、毛細血管から体内へ漏れ出る水分は1日に20ℓ程度なんですが、その内90%が静脈から吸収され、残り10%がリンパです。
その静脈の流れを悪くするのが浅い呼吸、胸式呼吸です。
「むくみ」がある状態の時はできるだけ深い呼吸を心がけます。
具体的には吐いた時にお腹が引っ込むくらいのいわゆる「腹式呼吸」で横隔膜を動かしてあげると呼吸のポンプで右の肺と左の肺の間にある心臓がよりポンプし血流にまで影響を与えます。
心臓から最も遠く、水分がたまりやすい足の静脈が最も血液を戻しにくい場所であり、最もむくみやすい場所にもなります。
ふくらはぎの筋肉を動かして筋肉のポンプを使うことももちろん大事なことですが、それでも改善しないときはもっと根本の問題である「呼吸」に意識を向けてみて下さい。
深呼吸は1日50回を目安にします。
1日の呼吸の数は約20,000回。
そのうちの50回をまずは意識的に深い呼吸にすることで残りの19,950回も微妙に変わっていきます。
まずはそこからやっていきましょう♪