帰ります | すこんぶ日記 いねいぶる

すこんぶ日記 いねいぶる

NPO法人いねいぶるの日々の様子を紹介します。

かめばかむほど味がでる、すこんぶ日記。

理事長です。

いま、ぼくらの兵庫県たつの市に向かって新幹線に乗っています。

計11日間の支援活動も今日をもって終了しました。

福祉避難所での活動は、

たくさんのボランティア団体のみなさんや、

石巻市立病院(病院施設が被災してます)チームのみなさん、

各種、医療保険福祉団体および行政関係のみなさん、

自衛隊のみなさん、

そして、なにより、被災した高齢者や障害者のみなさんとの

力と知恵と労力を出し合った、協力の日々でした。

物資も少なく、いつもなら簡単に手に入る医療リハビリ器具や

マンパワーも確保しにくく、

それでも、少しでも避難者のみなさまへ

安全で、衛生的で、元気を取り戻せる暮らしづくりを目指して、

また、これからの仮設住宅での生活や、石巻地域の医療福祉の再建も見据えて

毎日、アクセクと動く日々でした。

町は、まだまだ復興がイメージしにくい、圧倒的な壊滅状態です。



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それでも、みんな元気です。

悲しく泣きたい思いも抱えながら、

それでも、たくましく、元気に暮らしています。

避難所にいる、ある、おばあさんが言っていました。

「家も、なんもかんも波にもっていかれてしもうたけど、

命があった分だけ、幸せなんやよ。

なんも無くしてしもうたかと思ったけど、

このまえ、家のあったところを見に行ったら、

玄関の入口のタイルは残っとったんよ。

全部無くしたわけじゃなかった。

それが、うれしかったんよ。」

そういって笑っている、おばあさんに、

理事長は、なにも声をかけられませんでしたが、

「よかったですね。」

とだけ伝えることができました。

「みんなに、“がんばってください”といわれるんやけど、

なにをがんばったらいいんやろうね、、、、、。津波がきて

こうなったんやから、なんもガンバることなんて見つからないよね。

“ガンバって”以外の言葉をかけてほしいな、、。」

と、おっしゃった方には、

「お体、大切にしてくださいね。」

と伝えました。







これから、被災地は、長い戦いを続けなければなりません。





理事長も、みんなも、いまの自分を大切にしていこう!



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あす、いねいぶるに出勤します。




お休みくれて、みんな、ありがとうございました。





加勢に来てくれたり、応援してくれた、ハッチと三宅Pもありがとう。





ブログにコメントしてくれたみんなも、ありがとねー!