夜霧が花嫁を包む街 | Paul 音花のエッセイ*小説 サウンド オブ フラワー

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 世界の旅 エッセイ
英語の学習に役立つ

ジェシー! とイザベルが叫んだ
あなたロンドンにいるのね!



オースチンのロンドンタクシーは
夜霧をかき分けるようにスピードを上げて
まるでタイムマシーンが
過去から未来に移動するような
エネルギーを持って街を進む



気づかれましたね イザベルさん

わかったわ!

声だけで分かるわ

スピース(秘密平和維持組織)の
エージェントか!
ポールも叫んだ



そうです!ポールさん
それで なぜ きみはロンドンにいるのかね?ジェシー君
グレッグさんが結婚式💒が済むまで
この街にいて欲しいと!



車はピカデリーサーカス駅を右手に進み
オックスフォード通りに入り
日本食レストラン彩月の前で止まった



スピースのロンドンの秘密基地だ



店の中は暗かった。
入ってすぐ左側に地下へ通ずる階段があり
地下はカウンターが右手にある
バーテンダーが軽く会釈して
タンブラーを白いクロスで乾拭きしていた
客は 一人背中をこちらに向けて座っていた ベージュの一見ダッフルコートのような🧥セーターを着ている



ようこそ!ポール
あー グレッグか!



どうした!何かあったのか!

ポールは瞬間 頭の中が冷たくなり
ただ事ではない 空気を読んだ


スージー(花嫁👰)が 誘拐された!

なんだって!


つづく





ロンドンタクシーは旧タイプの車両は
黒塗装のものしかなかったため、

Black Cab が 通称となっている。

ドライバーになるには厳しい試験があり
最短距離で客が指定した目的地に行く
ルールがある。競輪選手みたいに
ロンドンの街を自転車で走っている
人を見かける事がある。地図を持って街角で止まって道を確認して学習する
彼等は伝統ある
ロンドンタクシー🚕のドライバー試験を
目指している。



ポール音花