心学「人の所為にしない」

 

仁は人を思いやる心。

 

ゆえに自分の過失を人や社会の所為にしない。

 

特に自分の都合で人の所為にした場合、

 

もしそれを知ったならば、良い気持ちはしないはず。

 

当然、自分自身も誰かの過失責任にされたら、憤慨するはず。

 

自分がされて嫌なことは人にしないのが、

 

仁の実践である恕(じょ)の心。

 

自分の過失は言い訳や人の所為にせず、

 

素直に詫びて自省の心を持ち、

 

自分自身を苦しめないようにする。

 

人の所為にすれば、自分の責任は心に残り、

 

それが後に自分を苦しめる負担材料になる。

 

それが分かれば、自分をもっと労り、

 

過失を人の所為にしない仁の心を持つことができる。

 

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自分の心が自分の人生と人格を創る  仁徳学問所