心学「間違い」
自分の間違いを見出す人間の心は強く、自分の間違いを隠す人間の心は弱い。
人間、弱いところがあれば強くしたいと思うのは当たり前。
心身共に強くありたいと思うが、実践となればなかなかできない。
それは腰が重いのではなく、心を立ち上げる力に欠けている。
心が立ち上がらなければ、何も進歩はない。
自分の間違いを省みて、それを改善しなければならないと思っても、
心が動かない為に、間違いの原因を改善することはない。
また、同じ間違いを繰り返し、やがて心も病んで来る。
間違いも早めに改善すれば良いが、放置すれば固形化して、改善し難くなる。
間違いは心の中でも質量が重い方なので、下に沈み易い性質を持つ。
下に沈んではいるが、すぐに浮いて来る二重の性格を併せて持つので、
間違いは更に改善し難い。
早めに改善しなければ、時々質量が増えて厄介になる。
**********************************
自分の心が自分の人生と人格を創る 仁徳学問所