心学「間違い」

 

自分の間違いを見出す人間の心は強く、自分の間違いを隠す人間の心は弱い。

人間、弱いところがあれば強くしたいと思うのは当たり前。

 

心身共に強くありたいと思うが、実践となればなかなかできない。

 

それは腰が重いのではなく、心を立ち上げる力に欠けている。

心が立ち上がらなければ、何も進歩はない。

 

自分の間違いを省みて、それを改善しなければならないと思っても、

心が動かない為に、間違いの原因を改善することはない。

 

また、同じ間違いを繰り返し、やがて心も病んで来る。

間違いも早めに改善すれば良いが、放置すれば固形化して、改善し難くなる。

 

間違いは心の中でも質量が重い方なので、下に沈み易い性質を持つ。

下に沈んではいるが、すぐに浮いて来る二重の性格を併せて持つので、

間違いは更に改善し難い。

 

早めに改善しなければ、時々質量が増えて厄介になる。

 

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自分の心が自分の人生と人格を創る  仁徳学問所