心学「争い」

 

普段から人を争う人間は、争いに慣れている為に、争いの心構えができている。

 

争いに慣れた人間と争っても負ける確率は高い。

 

賢い人間は争うことを嫌い、争う人間には近づかない。

 

故事「君子、危うきに近寄らず」の如くで、争いは危うきことなので近づかない。

 

もし、巻き込まれたら、余計な発言をせず、聞き流すことが良い。

 

争う人間は相手を負かすことを主としているので、初めから近づかないようにする。

 

争いで何も得することはない。

 

しかし、争う人間の相を観て、争う不仁の心を学ぶことも大事。

 

争いは水に流せば「浄」になる。浄は浄らかで清らかと同じ。

 

争うことなく、水に流しで心を浄らかにする人徳を持つ。

 

決して自分自身から人と争うような不仁な言動をとることなく、

 

争いに近づくことなく、慎ましく謙虚な人生を歩むことが良い。

 

「百争一徳もなし」を忘れずに。