心学「堪忍」
偉人たちの論語「徳川家康」
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
我慢することが無事に長く安らかでいられる基本で、
怒りは敵と思いなさいとの意味。
徳川家康は戦国武将の中でも腹を立てない人間と言う。
問題が起きた場合でも、部下を話し合い、皆の意見を聴いた。
2500年経っても怒る人間は怒る。
この怒りに因って人間関係も乱れる。
その怒りを抑える心の力が堪忍であり、心の堪忍には緒がある。
この緒を切るのも切らないのも、自分自身の心一つ。
堪忍袋も大小はあるが、その袋に緒は付いている。
忠言や助言は必要ではあるが、感情に任せては、
相手の心も乱れることもある。
新札記念「渋沢栄一」論語と算盤