心学「人の嫌がること」論語
恕「己の欲せざるところ 人に施すなかれ」
孔子が最も愛した言葉「恕」。
この恕(じょ)は仁の実践であり根本でもある。
2500年前も現在でも人間関係にとって必要な徳目。
さて、自分自身に於ける恕とは、過去の経験は、
これからの心の指針として、この恕を修めること。
いじめ、誹謗中傷、悪質な悪口、差別、
偏見などの言動はまさに恕の心に欠ける。
「自分がされて嫌なことは 人にしてはならない」
もし、心に浮いて来たら、逆に自分の立場を考える。
最近多くなった不徳な書き込み、犯罪的いじめなど、
人の道から外れ、後に自分自身や身内が苦しむことなる。
日々、自分自身の言動を確かめ、余計な言動を慎むことである。
新札記念「論語と算盤」渋沢栄一公