新札記念「論語と算盤」渋沢栄一公
礼の和を用(も)って貴しと為す「論語」
日本に於ける儒学の祖であり、
仏道の祖である厩戸皇子(聖徳太子)が
大陸から入って来た儒学と仏道を重んじた。
儒学を朝廷や役人の心構えとして、
仏道を信仰として心の支えにした。
その中で憲法十七条の第一条に上記の文を引用した。
憲法十七条は儒学が三分の二を占めて、
朝廷の規則、役人の務めを明記している。
現在の政治家や公務員にも言える忠言である。
特に論語の「仁」に次いで大事な徳目の「礼」を入れている。
自分以外の人に礼の心を以って和の実践を踏んでいるかを、
自分自身で日々確かめる習性をつける。
儒学教育復興100年計画 仁徳学問所