新札記念「渋沢栄一」論語と算盤
「論語と算盤」には多くの論語が引用されている。
「己れを責めて人を責むるな」は論語でも名言の一つ。
自分の失敗を人の所為にして、人に責任を負わせる。
現代の世の中でも多い、責任転換である。
まさに不仁不徳の言動であり、信用や信頼の度合いも低くなる。
責めるよりもなぜそのような事に至ったのかを話し合い、
次に失敗や失態を繰り返さないようにする。
同じ職場や友人なら人ばかり責めずに、
自分自身も寛容の心を以って接することであろう。
責め過ぎれば、逆に反感を食らうこともある。
人間は感情の動物である為に、責め過ぎは良くない。
孔子曰く「過ぎたるは及ばざるが如し」。
この言葉は徳川家康も部下によく話し、名言にもなっている。
儒学教育復興100年計画 仁徳学問所