心学「偏らない」

 

常に偏らない判断と言動を中庸という。

 

「右や左」、「高い低い」を知り、どちらに偏ることなく、

 

常に中間にいて、偏ることなく判断し、実行する。

 

ただ、その判断の中に誠があるかが問題ではあり、

 

その誠も人によっては価値判断が異なる場合もある。

 

真の中庸は余計なことを言動に移さないことである。

 

人間関係の乱れはこの中庸が偏ることから始まる。

 

たとえ心で思ったことも、一旦間を置き、

 

天地自然の道理に則した中庸であるかを、

 

自分自身が熟考しなければならない。

 

このように自分は考え、言動に移し、相手の反応を観る。

 

日々、人生の修養であり、永遠と続く。

 

自分を磨いてくれる中庸という仁の応現に感謝。

 

仁の学問「心学」仁徳学問所