仁徳学問所「儒学講座」論語
「成事は説かず、遂事は諫めず、既往は咎め図」論語
成したことは言わない、過ぎたことは諫めない、
咎めない仁の心を持つ。
批判に心の栄養になる仁徳を含んでいるのかを、
自省を以って常に確かめること。
世間ではよくあること。
過ぎた事をいつまでも批判する人間。
人の失敗や失態の上げ足を取る人間、悪い噂を流す人間。
人は他人の事を言いたがる、
その時自分自身の心に仁徳があれば良いが、
悪心ならば、その人間の人格を下げ、自ら仁と信をなくす。
行う前に忠告や助言するならば善の言動であるが、
失敗や失態を観てから、批判や中傷する人間には、
仁徳の心は欠け、他人はその言動を観て感じている。
過ぎたことは咎めず、再び繰り返さないように仁言しよう。
儒学教育復興100年計画 仁徳学問所・仁学書院