仁徳学問所「儒学講座」論語「和」

 

「和を貴しと為す」 論語

人の調和こそが人間関係や社会的に必要不可欠である。

 

聖徳太子の憲法十七条の一条 この論語が出典である。

 

和とは異種同士が一つとなって融合することを言う。

 

太子はこれまで中国が日本を倭と蔑んだ名称を和に変え、

日本を「和国」とした。のちに「大和」へとつながる。

 

和は争うことなく、常に睦まじく、協力し合うこと。

 

和平・平和・融和・調和など、二種が一つになること。

 

その和こそが人間関係で最も貴い心であり、

 

仁徳の心が目指す天地自然の道理であり境地でもある。

 

厩戸皇子が論語学んだ時、この文章が最も気に入り、

 

十七条の一条にし、国家やそれに関わる人間の基本と為した。

 

和の心が欠けると争いは起き、相手を思いやる仁の心も失せ、

 

荒れ果てた世界や社会になる。

 

儒学教育復興100年計画 仁徳学問所・仁学書院