仁徳学問所「儒学講座」論語
「人知らずして慍みず、また君子ならずや。」 論語
「人の己を知らざるを患えず、人の知らざるを患うる也」論語
他人が自分を認めないから失望するのではなく、
自分自身が他人を真に理解せず、期待感ばかりを持ち、
自分を苦しめることをしない。
それにより他人の評価もしない仁徳を持つこと。
人に求めず、自分自身の非を認める心の勇気が必要。
得てして人間は他人の所為にしがちである。
また、人が自分のことを理解しないからと思い、人の所為にすることなく、
自分の努力不足や買い被りであり、期待しないことである。
自分のことを理解してくれないからと言って、恨みや批判もしないことが仁徳。
人と自分が比較され、自分の方が劣勢に回っても、相手を恨むことなく、
自分の力不足を思い、相手の欠点を探すような心を持たないようにする。
自分の心が観える時でもあり、心の器も計ることもできる。
心を大きく持って、人は人、自分は自分と思うようにする。
儒学教育復興100年計画 仁徳学問所・仁学書院