仁徳学問所「儒学講座」論語
論語の中に人生の成功哲学が多々書かれている。その中でも最も優れた名文が下記の内容である。これは武家・商人・経営者につながる哲学で、この仁徳が理解でき、実践継続すれば、大いに成果を得ることができる。歴史的偉人はこれを実践し、偉業を成し遂げた。
夫(そ)れ仁者は、己れ立たんと欲して人を立て、己れ達せんと欲して人を達す。能(よ)く近く譬(たと)えを取る。仁の方と謂う可きのみ。
自分が成功したければ、まずは人を成功させよ。
自分が幸福になりたければ、まずは人を幸福にせよ。
まさに仁の実践である。
二宮尊徳が説いた「たらいの水」、
自分のところに水を寄せようと思うと水は反対へ流れ、
自分は水を掴むことができない。
反対に水を向こうに押し出すと、水はこちらに来る。
自分より相手に水を差し出すことで自分に返って来る例え。
儒学教育復興100年計画 仁徳学問所・仁学書院