仁の学問「心学」陰口 

 

仁徳に欠けた人間は平気で人の陰口を言う。

 

決して本人の前では言わない卑怯の心を持つ。

 

卑怯とは卑しい(いや)と怯える(おび)の組み合わせ。

 

卑怯な人間は心が卑しく、人に対して、いつも怯えている。

 

もし、陰口が聞こえて来たら、気にすることはない。

 

それを言った本人が自分に対して怯えている小心者である。

 

腹を立てず、逆に哀れんであげれば良い、それが仁である。

 

自分自身も人の陰口を言わないように、

 

常に謙虚で慎ましい言動を心掛けること。

 

心で思った時点で種になるから要注意。

 

思い続けるとその種は心の大地で育つ。

 

人の陰口は自分自身の徳を下げるだけで、

 

何も自分自身に利益はなく、卑怯者と思われる。

 

和国 仁徳学問所 心の学問「儒学・心学・仁学」